1.変化する家相

○今現れている相は、一過的なものであり、因果応報によって変化して参ります。
○形に現れた相の吉凶が問題ではなく、形よりも心の持ち方が肝心です。心が変われば相も変わって参ります。
○現在現れている相の特徴を捉え、現在と過去を見つめ、そして良き方向へ、良き因を作ろうという心を持てば、自然に良い方向へと変化していきます。
○迷信や言い伝えなど、あまり過信してはいけません。材料、工法、設備、機能、そしてライフスタイルは、時代と共に変化し続けています。

2.図面上での中心と北面の求め方

○そこに住む方が、東西南北の4面をどう捉えるかが非常に重要です。
○方位の北は磁石を使用する磁北よりも、真北(しんぽく)を基準にして、北面として捉えて下さい。
○北面とは、北方向と思われる面と磁石の磁北を示す針が、交わった面をいいます。

   ・全て上方を北面とします。
・張り欠けがある場合は
図1、2のように
注意して下さい。

・必ず矩形になるので、4点を
求めます。対角線上に結び、
交差したところが中心です。
 
  
図1   図2

 

3.図面上での張り欠けの見方

○中心を求めるための外廻りの線を引きます。(必ず矩形になります
○外廻りの線より出る部分が張りです。
○外廻りの線より中に入る部分が欠けです。
○テラス、バルコニー、ポーチ部分ですが、柱を建てて屋根を支えている場合は、柱の位置を本屋の一部として考えます。(上の図2)
○全体の長さの3分の1以内の張り欠けは、作用の強い張り欠けです。
○全体の長さの2分の1〜3分の1までの張り欠けは、作用の弱い張り欠けです。

   ・外廻りの線(点線)をまず求
めます。(必ず矩形です)

・図3のように長さが等しい
場合は、張り欠けは相殺し
ます。

・図4のように張り欠けが
はっきりわかるはずです。
  
図3   図4


4.九疇分野法の概念

  
   方  位  それぞれの方位の意味・張り欠けがある場合の吉凶など 
@ 北東(鬼門) 相続者、主人、子供、疾病、事故、頭部
A 東 (東正冲) 良縁、子供・青年の活気、神経、言語、眼
B 東南(福徳門) 成功、職業運、財運、商売、経営、胃腸、内臓
C 南 (南正冲) 発展、精神、頭脳、心臓、血管、眼
D 南西(病門) 遠縁、離別、後家、不和、難病、血
E 西 (西正冲) 事業商売運、異性、金銭、非行、消化器、腎臓
F 西北(収蔵門) 財運、主人、結婚運、刑事、税問題、心身安定
G 北 (北正冲) 和合、夫婦円満、泌尿科、内臓、頭部


5.八方位の基本的な張り欠けと吉凶

主な例をあげてみます。九疇分野法の概念のそれぞれの方向の表す意味と、欠け張りの吉凶を当てはめて下さい。それぞれの善し悪しがわかるはずです。なお、全て上部を北とします。

        
○東南・北西の張りは大吉
○北・南のわずかな張りは吉
○東・西のわずかな張りは吉
北東・南西の張りは凶
北東・病門の欠けは凶
○東南・北西の欠けは凶
○東西南北それぞれの欠けは凶