2000.5
スペース・トラベラーズ アメリカン・ビューティー

スペース・トラベラーズ

  
痛快!! 遊び心満点!! 笑える場面が多い割に、考えさせる所はちゃんと考えさせる映画です。
深津絵里も金城武も、なかなかの演技力を見せてくれます。 何を考えているのかわからない犯人達に、ただ戸惑うばかりの警察官の姿は、いまの日本を皮肉っているようにも思えます。
「おいおい、そんなわけないだろう!」と、ツッコミを入れたくなるシーンが沢山有りました。

南の島”パラダイス”を夢見て強盗を決行する3人の幼なじみと、その場に居合わせた人質たちが引き起こす「快事件」、どうしても犯人の味方になってしまっている自分がいることに気が付くはずですよ!
日本の映画ももっともっと非現実的になっていくと、面白いと思います。

 

 


 アメリカン・ビューティー

  
キャスティング、音楽、最高です! 私の好きなアネット・ベニングも出てるし!!(^^)
とことんアメリカっぽさを強調した映画です。 隣のゲイのカップルなんか・・・(^^)
後から気づいたんですけど、娘役のソーラ・バーチって「パトリオット・ゲーム」や「今そこにある危機」で、ハリソン・フォードの娘役だったあの子だったんですね! 彼女のこれからにも期待が持てます。

ケビン・スペイシーは申し分ないです。 表情の一つ一つが、最高に可笑しくて、最高に悲しくて、最高に気持ち良いんです。 何かがフッ切れた時、人間ってあんな顔するんですよね!!(^^)
ただ少々難を言えば、終盤のキャロリンの車中でのシーンがカットされているように思える点や、隣のリッキーの母親バーバラについてのエピソードが足りなすぎる点が上げられます。
でも、それを差し引いても素晴らしい映画だと言える事を、アカデミー作品賞受賞の実績が物語っています。

 

 


 
movieに戻る
 

メールください!