かりやすイラスト かりやす
刈安


 近江刈安または山刈安と言われており、各地の山地に生育し、往々群をなして叢生する多年草である。 芒を小型にしたようで、秋に3〜5の枝穂を分つ花穂をつける。 花穂の出始めた頃を適期として刈取って染材にする。 天日で乾燥して保存できるが、風化させないようにしなければならない。

 茎葉を沸騰してから40分間熱煎して煎汁を取り、引き染めの染液にする。 アルカリまたはアルミ媒染で黄色、鉄媒染で海松色(みるいろ)を染める。


酢酸銅・淡
酢酸銅・淡
アルミ・淡
アルミ・淡
酢酸銅・中
酢酸銅・中
アルミ・中
アルミ・中
酢酸銅・濃
酢酸銅・濃
アルミ・濃
アルミ・濃