・コンドーム(男性用)
厚さ0.03〜0.05mmの薄い袋をペニスにかぶせることで、精子が子宮に入るのを防ぐ。付けると快感が減るという話もあるが、薄いタイプのものはほとんど違和感がない。粘膜どおしを接触させないので、STD予防効果もある。素材として、ゴムの一種であるラテックスと、ポリエステルがある。日本で良く使われている。
使用率 約80%
避妊率 88%〜97%
・コンドーム(女性用)
男性用に比べると大きくが、女性の膣内に装着して使用する。生の感触に近い、性交痛が起こりにくい、感触が良いなどのメリットがある。価格が男性用に比べると高価。3個800円程度。STDの予防効果がある。装着に慣れが必要。
避妊率 79%〜95%
・経口避妊薬(低容量ピル)
人工的に女性ホルモンを少量投与することで、疑似的に妊娠状態になり、避妊できる。毎日、または、定期的に服用することで避妊効果を維持する。低容量ピルと中容量ピルがある。35歳以上の喫煙者など、副作用から使用できない女性がある。欧米と中国で多く使われている。
検査1万円程度+月3000円程度。
避妊率 97%〜99.5%
・避妊リング(IUD)
子宮内に受精卵が癒着できないようにドクターの手によってリングを挿入する。子宮の入り口の狭い人、子宮や卵管などにトラブルのある人、月経痛の激しい人などには不向き。主に出産経験のある女性が対象。保険適用外。一年に一回は検査が必要。
初期費4〜6万円程度
避妊率 98%〜99.4%
・避妊ペッサリー
子宮口に円形のゴムキャップを付けて、精子の子宮への侵入を防ぐ。避妊ゼリーを併用する。
いろいろなサイズがあり、最初に医師のアドバイスが必要。膣の中の正しい位置に装着するのが難しくあまり使用されていない。ペッサリーは適切に清掃して再利用できる。
避妊率 82%〜94%
・殺精子ゼリー
錠剤・ゼリー・フィルムなどをペニスの挿入5〜7分前に膣内に入れる。挿入位置が難しく、子宮口に挿入されないと効果がない。1時間程度と効果持続時間が限られ、装着のタイミングが難しい。
避妊率 〜80%
・基礎体温法
毎朝一定の時間に基礎体温を計ることで、高温期と低温期の2相サイクルの変化によって排卵日を知り、避妊に活用する。月経不順がなく、毎朝基礎体温を計るため生活リズムが安定していない女性には向かない。男性の禁欲などの協力が必要。基礎体温を含む周期法のみで避妊を行うのは危険。基礎体温は女性のサイクルを把握することができるため、避妊の為でなく知っておきたい。
避妊率 90%程度
・オギノ式
次回の月経予定日から排卵日を推定し、その前後10日間ほどはSEXをしない。月経のサイクルが乱れれば、排卵日も変化する。サイクルが安定していない人には不向き。男性の禁欲などの協力が必要。基礎体温を含む周期法のみで避妊を行うのは危険。
避妊率 70%〜80%
・粘膜法
排卵日間近に分泌される粘液の量で、危険日と安全日を判断する。卵白のような粘液の分泌が増え始めてからピーク後(1日後に排卵が起こると云われています)、4日間が危険日、その後、次の月経までを安全日としています。周期が乱れがちな人には不向き。男性の禁欲などの協力が必要。基礎体温を含む周期法のみで避妊を行うのは危険。
避妊率 80%程度
・不妊手術
女性・・・卵巣から排出された卵子が、精子と出会うべき進路の卵管を結紮する
男性・・・精子の通り道である精管を切断して結紮する
手術後、一生子供は出来ないと覚悟が必要
避妊率 99.5%
*避妊率一年間を通して、妊娠しなかった割り合い。
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