10.クリトリスはなぜあんなに敏感なの?
女性の体で、もっとも敏感なのは「クリトリス」だといわれている。
学者のなかには、その敏感さをいいあらわすのに、「もし、クリトリスが包皮におおわれていなかったら、女性は感じすぎて自転車にも乗れないだろう」などという人もいるほどだ。
クリトリスは、胎児の初期段階の細胞群で形成され、もし胎児が男なら同じ組織がペニスになる。そのため、クリトリスの構造は、ペニスとよく似ている。たとえば内部には、海綿体、神経繊維、血管などが集まり、先端には陰核亀頭という部分がある。
そして全体が陰核包皮につつまれていて、それが男性でいう包茎状態にあたる。しかも、興奮すると、ペニスと同じように勃起する。
ただし、快感の度合いは、男性のペニスよりもはるかに上。神経繊維の密度がペニスよりもはるかに高いからだ。
それにしても、女性の体に、そんな敏感な部分がついている意味は、なにかあるのだろうか。
人は、セックスに励むことで、子孫を残してきた。つまり、種を保存するためには、セックスに対して積極的でなければならない。そのための、性欲を起こすスイッチとして、女性のクリトリスが存在するのではないかという説がある。どうでしょうか?
敏感の部分は、激しく刺激するより、ある一定の間隔で「ゆっくり」と刺激するほうが、快感への早道かもしれないな。
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