3.淋病
[病原体]
淋菌
[感染経路]
性交、性交疑似行為
[症状:男性]
2〜7日の潜伏期の後、尿道の軽いかゆみ、熱っぽさが出る。尿道口から、粘着質でクリーム色の膿が出る。オシッコをするときに焼け付くような痛みがある。放置しておくと、オシッコが出にくくなり、さらには尿に血が混じる事も。病原菌は、尿道炎に始まり前立腺、精嚢、精巣上体へと進展する。
[症状:女性]
2〜7日の潜伏期の後、陰部がかゆくなり、赤く腫れる。おりものが黄色っぽくなり、増える。放尿時の痛みはほとんどないが、放置すると子宮内膜炎を併発し、出血や下腹部痛があらわれる。病原菌が、尿道、腟、子宮頸管へと波及し、急性化膿性炎をおこす。菌血症、関節炎、および心内膜炎などの重篤な合併症を起こすこともある。また骨盤腹膜炎を併発した場合、発熱も見られる。出産時に赤ちゃんに感染すると、結膜炎となり、失明することも。病気が進行すると、不妊症や、子宮外妊娠の原因となることもある。
[治療]
ペニシリンなどの抗生物質注射または内服薬でおよそ1〜2週間ほどで完治。セックス、キス、ペッティングは厳禁。念のため、タオルやお風呂も他の人と別にし、性器を清潔にする。 治療せずに放置した場合には、2〜3ヶ月で症状は無くなっても他人に感染することがあるので必ず完治させること。治療費は保険を使わない場合で15.000円ほど。保険が効く。
[その他]
オーラルセックスやアナルセックスによる、淋菌性咽頭炎や直腸炎も見られるようになった。菌の抵抗性は極めて弱いので、便座、タオル、コップなどの接触で感染することは殆ど無いと言われている。
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