19.アメーバ性赤痢
[病原体]
赤痢アメーバ
[感染経路]
性交、性的類似行為。嚢子を含んだ糞便に汚染された食料・飲料水の経口的摂取。アナルセックスやオーラルセックスの際は特に注意。
[症状]
潜伏期は1〜3週間程度。感染者の多くは発症しないことがほとんど。初期症状は下痢、腹痛、血便で、血が混じったイチゴゼリー状の下痢便が出る。慢性化すると腸壁が肥厚・繊維化し、下痢と便秘が交互にみられる様になる。重症になると、腸管穿孔による腹膜炎を引き起こす。初期症状として中程度の発熱、右季肋部の重圧感・不快感がある。ついで右季肋部の痛み、肝腫大などが現れ、食欲不振・むかつき・嘔吐を伴う。
[治療]
重症になると手術による膿の除去が必要となる。早期発見ならば薬による治療が可能。
[その他]
アメーバ性赤痢は赤痢アメーバによって生じる腸管感染症で、その約3分の2は同性愛者といわれている。
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