14.鼠径(そけい)リンパ肉芽腫
[病原体]
クラミジア・トラコーマティス
[感染経路]
性交
[症状]
潜伏期間は4〜35日。
感染後1〜2週間で、病原体の侵入箇所に小さなおできがあらわれ、太ももの付け根が腫れる。これは見逃しやすいので注意が必要。発疹の発生約1週間後、陰部がただれる。鼠径リンパ腺(太股付け根のリンパ腺)が腫れ、触れると硬く、次第に膿んでくる。
39度に達する発熱、頭痛、関節痛が主症状。女性では外陰部から直腸、尿道に及ぶ浮腫性腫脹(膿を持ったできもの)と象皮様肥厚(象皮病のような皮膚)を呈することがある。
[治療]
テトラサイクリンやサルファ剤などの抗生物質の服用。
[その他]
日本ではほとんど見られないが、東南アジア、アフリカ方面へ旅行に行く人は注意。
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