13.軟性下疳(げかん)
[病原体]
デュクレイ桿菌
[感染経路]
性交
[症状]
感染後2〜5日して、外陰部に痛みをともなう赤い小丘疹ができる。この潰瘍は、放っておくと大きくなり、数も増える。ついで膿疱(うみ)、潰瘍(かいよう)をつくり、痛みもともなうす。2〜3週後に鼠径リンパ腺(太股付け根のリンパ腺)が腫れ、痛みが強くなる。発熱し、腫れた部分が破れて潰瘍を作り、接触部に広がってく。
[治療]
サルファ剤やテトラサイクリン系の抗生物質の服用、その軟膏を患部に塗って治療する。内股の部分が腫れるので、そこに冷湿布をほどこす。膿がたまっている場合は切開して除去する。
[その他]
現在は海外で感染して来る例がほとんど。
東南アジア、アフリカ方面へ旅行に行く人は注意。
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