12.いんきんたむし
[病原体]
糸状菌
[感染経路]
皮膚接触、ペット・不潔な寝具からの感染。汗による皮膚の損傷(むれるとか)や糖尿病、免疫不全などにより発症しやすくなる。
副腎皮質ホルモン剤の内外用も感染しやすくなる原因となる。
[症状]
青年男子の股の部分にできやすい。時にわきの下、乳房下部、へその周囲にも発症する。股に赤いブツブツができ、次第に周囲に広がり、弓状になる。患部は堤防状に隆起すし、激しいかゆみをともなう。肛門やお尻付近にまで広がることもあるが、陰嚢部にできることはまれである。
[治療]
一般的に抗真菌薬の外用、または内服を、皮膚の入れ替わりまでの期間、約3ヶ月ほど続ける。市販の水虫薬もいんきんたむしに効く。
[その他]
何種類もあるカビの一種による感染で、感染部分によって呼び方が変わる。
足にできれば「水虫(足白癬)」、頭部にできれば「しらくも(頭部白癬)」となる。
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