10.ケジラミ
[病原体]
ケジラミ
[感染経路]
患者との密接な接触、寝具や衣類の共用、不潔な性行為など
[症状]
下腹部、外陰部など陰毛の生えた部分の陰部のかゆみを生じる。 激しいかゆみであるため、ときに掻破湿疹からリンパ節腫脹を来たすこともある。 ケジラミの排出物が茶色のシミとして下着に付着することから、気付くことも。
[治療]
陰部を剃毛し、清潔にした上で、オイラックスを擦り込む。
陰毛を剃らずに治療することも出来るが、若干期間が長くなる。
殺虫剤としては、スミスリンを用いるが、卵には効かないので、孵化時期を想定し、1週間程度の間隔を空けて、数回外用する必要がある。
※「スミスリンシャンプー」は薬局でも購入可能です。パウダータイプとシャンプータイプがあります。
[その他]
ケジラミはシラミの一種で、灰白色〜褐色の成虫は肉眼で確認できる。 活動性に乏しく、毛に付着したままで、同一場所から長時間継続して吸血する。 主な寄生部位 は陰毛、腋毛、その他の体毛であるが、体毛のない小児では睫毛、眉毛に寄生することがある。
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