包茎
子どもの頃は、亀頭は包皮によって完全に覆われており、亀頭と包皮とは癒着しています。
ところが、成長するに従って、包皮は陰茎の根もとの方向へ引っぱられるようにして、めくれあがっていき、やがて、思春期ごろになると、(個人差はありますが)亀頭が露出するようになります。
成人男性の包皮の状態を分類すると、
1、常に包皮が亀頭頸部にとどまっており、亀頭全体が露出しているもの、
2、ふだんは包皮が亀頭を包んでいるが、包皮を手前に引っばると、亀頭全体が露出するもの、
3、包皮の先端の輪が小さかったり、亀頭との癒着面がまだ残っているなどの理由で、包皮を引っぱっても亀頭を露出することができないもの、の3つに分けられます。
包茎とは、亀頭が包皮に包まれている状態を指し、上記の2と3が包茎にあたるが、2は仮性包茎、3は真性包茎と呼んでいます。
恥垢は、亀頭の冠部や頸部からの分泌液(包皮と亀頭との間で、潤滑液の役割をもつ粘液)に、死んだ皮膚の細胞などが混ざってできた、黄色っぼい色の垢のようなもので、包皮と亀頭との間にたまります。
これは、蓄積されたまま放っておくと、発酵して、いやなにおいを発したり、皮膚に炎症を引き起こしたりするので、亀頭と包皮との間は、入浴時ごとによく洗うようにしましょう。
真性包茎だと、恥垢を除去できずに病気になってしまう恐れがあるので、医師に相談してみるとよいでしょう。
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