陰茎
陰茎は、男性の股間にぶら下がっている円柱状の器官で、おもに尿道と、2種類の海綿体とで成り立っており、その周りは筋膜や包皮などでおおわれています。尿道は、長さ20センチメートルほどの管で、その名の通り、膀胱にたまった尿が排出される際の通り道だが、精子が射出されるときの通路でもある。
 尿道の先端は、外尿道口と呼ばれ、ここから尿や精子が放出されます。
 海綿体は、尿道の周りを囲んで、陰茎を形づくる組織で、海綿(スポンジ)のごとく、無数の小さい穴が開いています。
 性的な興奮を受けると、このすき間に血液が流入されることによって、水を吸ったスポンジのように、海綿体は膨張します。
 海綿体のうち、尿道を包んでいる部分を尿道海綿体といい、その一部は陰茎の先端近くで広がっており、亀頭を形づくっています。
 そして、尿道海綿体の上にかぶさるようになっている一対の組織が、陰茎海綿体で、こちらの海綿体には結合組織の柱がいくつも並んでいます。
上記の2種類の海綿体は、白膜と筋膜とに包まれており、さらに、表面は表皮によって、完全に、もしくは不完全におおわれています。亀頭を包んでいる部分の皮膚は特に、包皮と呼ばれています。
思春期になると大抵の男子は、友達と陰茎の大きさを比べ自分の陰茎が小さいと思っていることが多いが、ほとんどの場合、正常です。
正常男子の平均的な陰茎の大きさは通常時、12歳で約5cm、14歳で約7.5cm、16歳で約8.5cmです。
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