5.オーガズムって?
男性の喜びは、いわば射精の一瞬に集約されています。それに対し女性の快感は、行為の最初から、最後まで緩やかに続く持続性を伴い、そのピークに”イク”というオーガズムがあるのです。そのオーガズムも一瞬ではなくて、イッた後でもピクピクけいれんしていたりします。女の快感は、男の何倍もある言われますが、どうなのでしょう。
 性的刺激を受けて、興奮が始まりその興奮が最高に高まると呼吸が激しくなってきます。心拍数の上昇も見られます。胸や腹にセックス・フラッシュ(性的紅斑)と呼ばれる皮膚の紅潮が現れる人もいます。これは自律神経の敏感な、感じやすい人に現れやすいもの。その後全身の筋肉が緊張して痙攣収縮つまり気持ちよくて体が震えたりするものです。そして快感の絶頂期、オーガズムがやってきます。男性の場合は、射精を頂点として快感が引いていきますが、女性はオーガズムの時間が長く、人によっては、何度も何度も波のように押し寄せ快感を堪能する事ができるのです。女性は、快感が引いてゆくときも、4〜5分かけて穏やかに引いてゆく事が特徴的です。加えて、女性のオーガズムが分かりにくいのは、人によって感じ方がさまざまであるということです。そのときの感覚はなかなか言葉で表現しにくいようですが、話をうかがうとそれはおおむね以下のような感覚だといいます。「どこまでも支えなく落ちていく感じ」「海に浮かんでいるクラゲのように骨抜き状態」「全身がぐにゃぐにゃと不定形になるような感じ」程度の差はあれ、オーガズムの感覚はどうやら浮遊感に近いようです。オーガズムを山とすると、快感の山が一つしかないタイプ、快感の山が2〜3度訪れるタイプ。強い快感が連続して山脈のように何度もやってくるタイプ。その手前の高台あたりまでしか達しませんが、その快感が長い間持続するタイプ。大きく分けるとこの4つになります。
又、経験豊かになるほど快感の回数が増えるていきます。
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