睾丸の大きさ
陰嚢に包まれている睾丸(精巣)は、卵円形の器官で、左右一対から成り、左側のほうが右側よりも低い位置にあることが多いようです。睾丸は、白膜という、線維性のじょうぶな膜でつつまれていて、その内部は小葉という、いくつもの小部屋に分かれています。
 小葉の各部屋には、精細管と呼ばれる細い管がつまっていて、曲がりくねっている部分を曲精細管といい、まっすぐになっている部分を直精細管といいます。
 そして、直精細管が集まって網目状をなしている部分を精巣綱といい、そこから睾丸の外へ伸びている管を精巣輸出菅といい精子はここを経由して副睾丸に至ります。曲精細管は、精子の通路で、1本の長さが70〜100センチメートルもあり、それが睾丸片方の中に800から1000本も、つまっているのです。子孫を残すために、男性にとって無くてはならない精子は、曲精細管の内壁でつくられ、曲精細管内を泳いでいきます。
 また、曲精細管の間質細胞は、思春期がくると、男性ホルモンを分泌するはたらきをするのです。
思春期になると男児の睾丸容量は急激に増大する。
8歳では長径が約33mm、短径が約22mm、
10歳では長径が約36mm、短径が約23mm、
12歳では長径が約37mm、短径が約25mm、
15歳では長径が約40mm、短径が約26mm、
20歳では長径が約45mm、短径が約30mmです。
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