TOPSY TIMES 193号 発行日2005年4月17日

1 バギーカー????

先日 ホームセンターで見かけました。
蓋付きやイスが回転するものもありました。
これってなんだかわかりますか???
答えは、最後に。

<山本 一義記>


2 一年ぶりの床屋さんと桃太郎

一年ぶりに床屋さんに行きました。
といっても御主人様が鋏みを入れてですが・・・
私の仲間には年ニ回 夏と冬に行く人もいますが、私は年一回。
普通なら 冬の何もする事がない時に切りますが、今年は大雪。
だから もう外に出るのも嫌になり伸ばし伸ばして、ようやく今切っています。
隣の方もまたその隣もと、近所の方も今切っているようです。
みんな大雪で足が遠のいてしまったのですね。
密集した部分に鋏みを入れて切り落としたり 枝毛の部分を整枝したりと
伸び放題になった部分を切って、すっきりしました。
これから暑くなる季節 ちょっと救われそうです。
でもひげと同じで切ると余計に生えて来ます。
床には沢山の切ったものが散在しています。
集めるのも大変 店主はあれをどう処分するんだろう???
まさか家庭用ゴミとして出すのだろうか???
燃やせばくさい匂いも出て、公害として訴えられだろうし
まさか集めて回る業者がいるとは思えない。

話は変わって 童話桃太郎のお話
むかしあるところに、おじいさんとおばあさんがいました。
あるひ おじいさんはやまへしばかりに、おばあさんはかわへせんたくにいきました。

ここの部分は 普通の考えれ漢字に直せば
おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯にいきましたとなるでしょう。
昔も芝生なんてあったんだろうか。

「しば 」【芝】は
  (1)イネ科の多年草、シバ・コウライシバ・オニシバ・イトシバなどの総称。芝草。
  (2)イネ科の多年草。日当たりのよい地に自生し、また芝生とされる。
    茎は地上をはい、よく分枝し節ごとにひげ根を出す。五、六月、長さ3〜5センチメートルの花茎を出し
    淡緑色の花穂をつける。ノシバ。地芝。大芝。
となり、なんでこんなものを採りに山に行かないといけないのかと疑問になってします。

ところが
「 しば 」が【柴】なら
  山野に自生する小さい雑木。また、薪や垣にするためにその枝を刈り取ったもの。そだ しばき。
これなら おじいさんは薪をとりに山に行くと解釈できる。

さらにはお二人が住んでいるところは、川に桃が流れるような果樹がいっぱいある場所。
果樹には枝の剪定(せんてい)作業が必要。
普通なら冬の内からおこなうけど、今年は近年まれにみる大雪。
木々が雪に埋まっていて剪定出来る状態ではなかったという。

その剪定が今まっさかりなんです。
りんごなら春に一回 さくらんぼなら年ニ回ほど枝の剪定をおこなうという。
だから 年一回の床屋さんに行ったという話は 果物のお話。

剪定は 育ちすぎる枝を適当に間引いて
栄養分や太陽の光が十分に行き渡るようにする作業
剪定するといらなくなった枝が出て来る。
だから桃太郎のおじいさんは、
桃の枝の剪定したものを採りに山に行ったという事でしょう。

だから
おじいさんはやまへしばかりに、おばあさんはかわへせんたくにいきました。
      ↓
おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯にいきましたとなるでしょう。
という風に約すのが正解でしょう。

また剪定した枝は野焼きする事を認められているそうです。
ただし一緒にゴミを焼くと罰せられるとの事。
こんな果樹園の中を毎日6キロも歩いています。

<藤野 樹海記>


3 知らなかったマヌーシュ・スウィング

こんな言葉を初めて知った。それも自分が持っているCDのアルバムから。
レコードの場合は、盤を廻したり閉まったりする際に良く見たものであるが、
CDのアルバムを聞く際、曲名もライナーノーツをほとんど読まない。
あの小さく折りたたんだものを取り出して読むというの億劫である。
マヌーシュ・スウィングとは別名でジプシー・スウィングと呼ばれる
フランス北部〜ベルギーにまたがる地域で生活しているジプシーが
土着的なジプシー音楽とアメリカ生まれのジャズを融合させたものである。

その開祖は、伝説的ギタリストだジャンゴ・ラインハルト。
彼が、34年にパリ生まれのジャズ・ヴァイオリン奏者ステファン・グラッペリと組んだ
フランス・ホット・クラブ五重奏団との演奏で完成させたものがマヌーシュ・スウィング。

なんたる事やら!
それならマヌーシュ・スウィングのものを沢山持っているではないか。
ザクザクと刻まれるリズム・ギター、瑞々しいヴァイオリン、
そして乾いた音色で哀愁と情熱を帯びたメロディーを紡ぎ出すギター。
ステファン・グラッペリの演奏は、今でも若々しくフレッシュな魅力も持つ
しかも最近買ったロマーヌもそうだという。

まるで打ち込みしたかの様に、しっかりとリズムを刻むサイドギターと
軽快で哀愁と情熱を帯び、またある時には退廃的なメロディーのリードギターの
アンサンブルは見事なものである。

ヨーロッパのジプシー音楽と言っても、混成的な音楽であり、
スペインのフラメンコ、南フランスのルンバ・フラメンコ、
ルーマニアの東欧ロマ音楽、バルカン諸国のブラス・バンド音楽などあるが
音楽的に最も洗練されているのが、ヌーシュ・スウィングと言ってもいいだろう。

ロマーヌの曲はN0-10と14を参考に聞いてみて下さい。

<森本 じゅん記>


1の答え  草むしりする際に使う車付きイスです。


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