TOPSY TIMES 192号 発行日2005年3月20日

1 模様から模様を創らず

染色家伊砂利彦の制作態度は、「模様から模様を創らず」という信条に貫かれている。
彼は、和紙に型染めという技法で作品を創っているが、その作品を初めて見た時 とても驚いた。
それは今から6〜7年前の事 偶然に入った県立福島美術館での事であった。

まるでウイスキー工場のような煉瓦作の立派な建物に遭遇。
店鋪廻りをしており、真夏の昼過ぎ 暑さ除けで入館してみる。
太陽のギラギラした光線や蝉の音が,
四方八方から降り注ぐ外とうってかわった静寂の世界。
話し声すら聞こえない全くの別世界。
室内を冷やし過ぎてもおらず、昼寝している人もいる。
そんな中の常設展示の中に12枚の連続した作品があった。

それが染色家伊砂利彦の作品で、題名が「ドビシュッシーの前奏曲氓フイメージから」(81年)。
つまりドビシュッシーの前奏曲の瞬時に消えるイメージを、誰にもわかるように具現化したものである。

その作品の前に立ってみていると、聞いた事もない曲が、
まるでコンサートに連れていかれたかのように、頭の中に聞こえて来る感じがしてきた。
近くで見たり、遠くから全体を見たりと少しも飽きない。
まるで音に囲まれている感じである。
12枚の連作でもどれもイメージが違い、絵そのものが前に出て来るもの
奥に引き込まれるもの 横に揺れるもの 四方に飛び出すものと
それぞれが強さ・弱さ リズム・ハートの違いが出てきたものだった。

そして今回は「ドビシュッシーの前奏曲のイメージから」(84年)の作品が展示されていた。
氓ナはメロディーが飛び出てくるのに対して、からは情景が伝わって来た。
これもドビシュッシーの前奏曲の持つ優しさと伊砂利彦氏の表現力のなせるわざであろう。

さらには最初に手がけた「ムソルグスキーの展覧会の絵」(72年)からであって、
この作品も展示されていたが、ともに作風が異なっている。
いずれの作品も洋画・日本画という種のものではなく、
和紙に型染めという技法の作品で 型がある反復性を生かしたリズム感のある空間を創り出している。

また「ムソルグスキーの展覧会の絵」は一ヶ月ほど前に
エマーソン・レイク&パーマーのアルバムを購入しており、これも何かの縁か 
そのジャケットの中の絵(下の画像)とも全く違った作品であるのは当然の事であろう。


是非機会があったら伊砂利彦氏の作品を見て欲しい。

福島県立美術館 福島市森合字西養山1番地  TEL 024-531-5511

*** 注意 常設展といっても常時展示されているものではなく、
    必要に応じて所蔵の作品を展示するところのようだ。    ***

<森本 じゅん記>


2 教えて〜〜〜 これって変じゃないの???

山形-大阪便は JALとJAS合併のため、JASからJ-AIRに変わった。
そのため使っていた機種も変更になり、それまでの120人乗りから
50人乗りの小型機に変わってしまった。
そんなYS-11よりも小さい小型機のため、乗り降りの際 頭をぶつける事もある。
そのJ-AIRの座席番号が変!


前から順に1から始まるのは当然であるが、
窓側か通路側かが変なのである。

左の窓側・通路側から右の通路側・窓側が、AC MKの順になっている。
JASの時は窓側から順にABCDであったが、
何の規則性がない(と思われる)のに、
この記号で座席の位置が予測できますか?

どうしてこうなるのか知っている方 教えて〜〜〜

<藤野 樹海記>


3 悲願達成!

昔は車の積算距離計は10万キロまでであったが、今は100万キロ。
私のまわりには28万キロまで走破した人がいる。
年間3万〜4万キロ走行する私にとって、車は移動道具そのもの、車はただ走れば良い。
いつも20万キロ走行を目標にしていたが、このところ19万キロ・18万キロと
20万キロ達成を前に車検で買い替えとなっていた。

今回 悲願の20万キロ達成する事が出来た。
全くエンジン・足廻りは快調そのもの。

しかしながら二回目のタイミングベルトの交換は必要であり
車検を受けるのは断念するも、快調そのものの旧中島飛行機製であった。

<森本 じゅん記>


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