TOPSY TIMES 135・134・132号より 

1 アロマテラピー対ガーデニアン

TOPSY127号に 裏磐梯のハーブガーデンを取り上げたが、何と地元米沢にもあった。
でも誰も知らない。一度 地元新聞にも取り上げられており 大体の場所のみを把握していた。

それではと言う事で出かけて見るが どこにもそれらしき場所・表示物もない。
地元の人四人に聞いてみたが 誰も知らない。
しかし新聞に取り上げられたのだから 絶対にあるはず。
こうなったらB型人間 見つけるまで帰らないという決意で探すと
  何と 小野川温泉の西側の山間部にあるとの事。
ようやく 目的の所を見つける。

そこは 裏磐梯とは違って
庭もなく 店も小さく商品も少ない。
がっかりして帰るかと思ったが
まさかこれだけではないはずと思い その先まで行って見ると
広さはそれ程ではないが ハーブガーデンと温室があるではないか。

そして 係員までいた。
そこでは 露地栽培のものと鉢植えのものと
様々な苗を販売していた。
この点が 裏磐梯と米沢の違いである。

一方は株式会社
もう一方は 山間部での自立を目指し 国の助成を受けている農業法人 一方は ハイカラな店とアロマテラピーと言う言葉に代表されている様にできあがった商品を中心に販売する店。

一方は 苗の販売が主体にしたものであり そして一方は ガーデニングと言う言葉に代表される様な商品

どちらにしても 今 流行の現象ではあるが 同じハーブと言う物を通しての健康志向の動きであろう。
特に 米沢の係員は 商売気や愛想はないが 苗の事や育て方・手入れの仕方など
聞けば親切に教えてくれる いかにも山形県人!という感じ。

磐梯とその山を越しての米沢の全く違った戦略 どっちが成功するかは別として
地元民としても 一度 訪れてみる価値はあると思う。

タバコの匂いを取るのにハーブの香りが!と思ったけど 少しばかりの鉢植えではダメみたい。


2 かくれたそば処
  生手打そば 茂三郎

 山形の人は蕎麦好きである。
私はどこそこの蕎麦が好きだとか 自分はあそこの蕎麦でないと嫌だとか 良く話題にする。
全国紙の記者が 転勤で山形にきて2〜3カ月もすると、
その地方版の中で必ずといってもよいほど山形の蕎麦の記事を取り上げる。

それほどの山形の蕎麦は美味しいが 全国的にはどうかと言うと その知名度はまだまだだ。
それでも 昼時 背広にネクタイ姿や県外ナンバーの黒塗りの車が並ぶ蕎麦屋も多い。

そんな中 今回取り上げた蕎麦屋は
人の目にはちょっと触れにくい住宅地の中にあり
昨年7月に開店したばかりの新しい店である。

このお店は 会社の同僚が 美味しい蕎麦屋があると
わざわざ電話で知らせてくれた店である。
そこのおやじさんは、会社を退職したあとの、
健康維持と余生を社会への貢献を目的として蕎麦屋を開業したとの事。

だから場所的には商売向きの地ではない だからといって 宣伝をする訳でもない。
一日に蕎麦を打つ量も決めており その数になれば 終わり。

しかしながら 蕎麦の美味しさは
そんじょそこらの蕎麦屋より数段美味しく
粗々しさの中に 蕎麦の旨みが練り込まれている感じである。

こしがあり、蕎麦の香り・味がたっぷりとした二八蕎麦がとても美味しい。
大盛りはなく 最初に追加を頼んでおく事。

また 甘みの強いたれが好まれる山形にしては珍しいちょっと塩辛いタレ。
だから たれをたっぷりというより ちょっとつけるので、
そばの風味が生きてくる。

季節により蕎麦の水分が変化するので茹で時間が微妙に変わり そのタイミングが難しいとの事。
頑固そうだが 人の良さそうなおやじさんのお店であり、探して食べる価値あり。


  かくれたそば処  生手打 茂三郎  山形市青田南2の14 0236-23-5310


3 知られていないシリーズ第6弾
  「知っているほうがおかしい 奇妙なおはぎ」

今日は彼岸の中日 だから おはぎの話題。
(本当なら春はぼた餅・秋はおはぎだが・・・)
わが家では 今日 5合のうるち米と2合の餅米を炊いて おはぎを作りました。
炊きあがった米を すり鉢でついて 米のつぶつぶが残る程度(半分位 だから半殺しとも言う)にして
丸めて具を絡めれば出来上がり。

納豆にクルミにあんこ わが家の一番人気は クルミ味。
普通 おはぎと言えば 左の写真のようなものだろう。
最近は スーパーでもお菓子屋でも どこでも買える。

しかし わが家には どこにも売っていない種類があります。
それは 下の画像の様なものです。これが 何であるか当てられた方は  素晴らしい。

今回は この道 数十年の母親の作でなかったので
出来上がりが いつもの物より見劣りし
  かつ その具が本来の材料でなかったため
ちょっと 見た目もいつもの物とは違うが・・・

答えは 味噌漬おはぎです。
漬け物とおはぎ 奇妙に思うかも知れませんが
納豆と相性があうのですから おかしい事はありません。

大根・胡瓜・茄子・昆布などの味噌漬けを 細かく刻んで
それにクルミも混ぜて具にすれば ちょっとしょっぱい中に
クルミの甘みが出て とっても美味しい。
特に決め手となるのは 味噌漬けです。

市販の保存料・着色材たっぷりのものでは その味はでません。
本来の保存食としての本物の味噌漬を使わなければ その味も半減します。

甘いおはぎの口直しには 最適な味噌漬おはぎです。
納豆嫌いな方に お薦めいたします。
一度 作ってみませんか?


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