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木のあかり −癒しの空間を創る− |
私たちは日々あかりの下で活動し、まるで当たり前のようにその存在を意識することはありません、
しかし人々があかりのことを少しでも意識するなら、あかりが作り出す世界はもっと豊かなものになるはずです。
日本古来の匠の技 組子(くみこ) の技法をオブジェライトに生かしてみました。
組子は基本的には直線がつくるバリエーションの組み合わせですが、幾何学的な形から発せられる光は幾重にも重なり、やわらかい曲線を描いて幻想的なモアレを作り出します。
木のぬくもりと白熱灯の暖かさ。電球の熱により、素材である青森ヒバから木の香りが発散され、生活空間をやさしく包んでくれます。それはまさに視覚と嗅覚が織り成す癒しの空間です。
私たちを取り巻く社会環境は刻々と変化し、真の豊かさを実感する機会や余裕が持てなくなってきています。
真の豊かさを感じられる物。木のあかりがその答えの一つでありたいと思います。
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素材へのこだわり −青森ヒバの特徴− |
青森ヒバは木曽ヒノキ、秋田スギとともに日本の三大美林の一つに数えられています。
正式名称はヒノキアスナロといい、その80%以上が青森県に分布しています。
特徴としては耐久性、抗菌、抗カビなどが挙げられます。建築材として土台、根太、柱、床柱、風呂桶などに用いられ、ほかに漆器木地、曲げ物、建具、家具、下駄などがあります。
素材として耐久性に優れている要因にその精油分であるヒバ油が挙げられますがヒバ油には殺菌性の高い成分が含まれ、特に αツヤプリシン、βツヤプリシン、βドラプリンが大きな役割を果たしています。
最近ではβツヤプリシン=ヒノキチオールが広く知られるようになりました。
かつては強い抗菌性が腸内細菌や破傷風菌、結核菌などに効果があるとして医療用として研究されたことがありましたが、戦後大量の抗生物質が輸入されるようになると急速に衰えてしまいました。
しかし昭和30年代なってヒノキチオールに発毛促進の作用が発見され、養毛剤の成分として使われたりその殺菌作用が歯磨剤に利用されたりしました。
その後昭和40年代になって合成技術が進み天然のヒノキチオールが使われることはなくなりました。
そしてもう一つの大きな特徴として、その独特の香りが挙げられます。
清涼感のある甘く強い香りは長い持続性を有し、10年を過ぎても無くならないと言われています。
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