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インターフェロン治療医療費助成について　　　石橋医院　石橋正道

　肝臓がんによる死亡者が増加しています。新聞紙上のお悔やみ欄でも肝臓がんが原因で

亡くなった著名人が少なくありません。ほとんどの肝臓がんの原因は、B型またはC型肝炎ウイルス

であり、肝臓がん撲滅には、これらのウイルスを退治するのが最も効果的です。

　ウイルスを退治するには、抗ウイルス剤を内服しながら、インターフェロンを毎週1回、半年から

1年にわたって注射するという治療法が行われます。かつて、インターフェロンといえば副作用が強く

治療継続を断念することもありましたが、現在は製剤の改良により副作用は軽減されています。

しかし薬剤自体が高価なため、患者さんにとっては大きな負担となっています。

　そこで国では、平成20年4月から平成27年3月の間に、インターフェロン治療を受ける患者さんに

対して、医療費に助成を行っています。助成の期間、金額については、個々に異なりますので

主治医の先生または保健所に一度ご相談されてはいかがでしょうか。

広報よねざわ　平成21年6月15日号掲載