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「認知症のケアは地域ぐるみで」 篠原守信
認知症の課題として、予防、早期発見、早期治療、介護の在り方、介護人への支援などがあると思います。
または、認知症の患者さんを家族で介護するために、老老介護や仕事や職を犠牲にする人もおられるようです。
しかしいくら予防をしても、現実には認知症の患者さんをゼロにすることはできません。そこで認知症になっても
安心して住める地域づくりが必要になります。家族だけでの介護は介護する人も共倒れになりかねません。
特に妄想、徘徊等の症状のある患者さんには地域の人々が関わるシステムが必要になります。
具体的には、行政、医療機関、市保健所の保健師、介護保険事業所や施設の職員、隣組町内、民生児童委員、警察官
特に地域のボランティアなどの人々、グループ(かたつむり)等、認知症に関する理解と連携を深めながら事業を推進することで
初めて認知症の人も安心して生活できる地域づくりができると思います。
広報よねざわ 平成21年2月15日号掲載