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「メタボとひと口10噛み」 三友堂病院内科 遠藤国勝
昨年から始まった特定健診はいかがでしたか?
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群;メタボ)と診断された方は、動脈硬化が進み易く、心筋梗塞や
脳卒中になり易いので注意が必要です。メタボ解消は減量が基本です。食事は「ゆっくりよく噛み、少なめに」を
念頭におきながらすると良いです。「よく噛む」は必然的に食事をゆっくりすることになり、物を飲み込む機能の
強化になり、脳の満腹中枢が早めに刺激され、食べる量も少なくて済むというわけです。ひと口30噛み位ができれば
最高ですが、最低10噛みはしてほしいものです。心筋梗塞には、肺がん同様タバコも大きな危険因子です。是非
禁煙にご留意ください。最後に、心筋梗塞は処置が一刻を争いますので、3分以上続く冷や汗を伴うような胸痛が
生じたら、早めに主治医にご相談ください。なお、夜間でも米沢市立病院、三友堂病院では、いつでも心臓内科医が
待機しておりますので、ご安心ください。
広報よねざわ 平成21年1月15日号掲載