米沢市医師会健康メッセージ   トップページに戻る

 「検診は愛」    笹井内科クリニック 笹井祐之

最近ニュースキャスターや俳優など有名人が肺がんで亡くなった報道が増えてきています。

2007年は65,676人が肺がんで貴重な命を落としています。勿論がん死亡率の第1位です。

肺がんは他のがんと比べて進行が早く、自覚症状(咳・痰・血痰など)が出てから発見された

時は、多くはすでに進行がんになっています。それではなかなか完全治癒は望めません。

毎年検診を受けて、自覚症状のない早期の状態で発見し、早期治療を行うのが完全治癒の

近道です。さて、米沢市では今年度から肺がん検診に個別検診が導入されました。

これまでと違って医院やクリニックでも検診を受けられるようになりました。集団検診を

受けられなかった方は是非この制度を利用して早期発見に努めてみてはいかがでしょうか。

検診はまさに「愛」そのもの。検診は家族への自分への愛の証です。早く見つけて早く治療し

家族を守りそして自分を守りましょう。

広報よねざわ 平成20年12月15日号掲載