米沢市医師会健康メッセージ   トップページに戻る

 水虫の悪化にご注意を!   春日皮フ科 杉木 浩

例年今頃の時期になると、皮膚科では水虫の患者さんが増えてきます。

水虫は、カビの1種である「白癬菌」が足の皮膚に感染をおこした状態で、「足白癬」というのが正式な病名です。

一日中革靴を履いていたり、女性の方でストッキングを着用される方など、足の蒸れる状態が長く続く方がなりやすいです。

また糖尿病の患者さんもかかりやすく、治りにくいといわれています。

ご家庭でできる対策としては、入浴のときに、足の指の間の汗やよごれを良く洗い流して、乾燥させることが挙げられます。

水虫の正体はカビなので乾燥させるということがとても大切なのです。ご家族に水虫の方がいる場合は、バスマットや

履物などから水虫がうつってしまうこともあり、注意が必要です。かゆみなどの症状が落ちつくと、そこで治療を止めて

しまう方も多いようですが、毎年再発を繰り返すような場合には、さらに一、二ヶ月間、少し長めに治療を継続することをお勧めします。

広報よねざわ 平成20年6月15日号掲載