米沢市医師会健康メッセージ   トップページに戻る

   寒い季節は脳卒中にご用心!

 暖かい場所から寒い場所に移動したり、寒い場所での作業が多い冬場は、血圧が上がりやすく

「脳卒中」も起こりやすいと言われています。 「脳卒中」には脳の血管が破れておこる「脳出血」「くも膜下出血」と

脳の血管が詰まっておこる「脳梗塞」があります。「我慢できない強い頭痛」「右半身か左半身が思いどおりに動かない、

しびれている」「言葉が出てこない、呂律がまわらない」「物が二重に見える、視野が半分欠ける」

「めまいがひどく立っていられない」こんな症状が突然起こったら、脳卒中の可能性があります。

我慢したり様子をみたりしないで、すぐ専門医療機関を受診しましょう。

 脳卒中の治療は日進月歩で、早期に治療を開始すれば後遺症が軽くすむ可能性があります。

残念ながら山形県では発症三時間以内の受診者が三割程度にとどまっています。

とにかくできるだけ早く受診し治療開始してもらうことが大事です。

 また高血圧・高脂血症・糖尿病・メタボリックシンドローム・不整脈(心房細動)を指摘されている方は脳卒中になりやすいので

特に注意が必要です。定期的に検査を受け服薬や生活指導を受けて脳卒中を予防しましょう。

国立病院機構米沢病院  飛田宗重

広報よねざわ 平成20年3月15日号掲載