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認知症の予防
認知症とは「記憶力、思考力、判断力が低下して日常生活に支障をきたす状態」です。
日本では約170万人が罹っており、85歳以上の4人に1人にその症状があるといわれています。
認知症の代表的な疾患は、アルツハイマー病と血管性認知症です。アルツハイマー病は脳の中に
異常なタンパク質が蓄積して神経細胞を壊し、脳が委縮します。血管性認知症は、脳出血や脳梗塞が原因でおこります。
現在、研究が進んできて有効な薬が開発されつつありますが、何といっても予防が一番です。
生活習慣病(高血圧症、高脂血症、糖尿病)になると認知症になりやすいといわれています。
生活習慣病は食生活と運動に密接に関係しています。魚や野菜を中心にさまざまな食品をバランスよく摂ることと、
適度に体を動かすことが大切です。
認知症の予防のために、年に一度は検診を受けて、生活習慣病にならないように気をつけたいものです。
ささきクリニック 佐々木公一郎
広報よねざわ 平成20年2月15日号掲載