米沢市医師会健康メッセージ トップページに戻る
肺がんの死亡率激減を目指して
日本では毎年多くの人ががんで亡くなっています。現在、3位大腸がん4万人、2位胃がん5万人、
1位は肺がんで6万2千人も亡くなっています。特に肺がんはこのまま何も対策を講じないと、
10年後に1.4倍、20年後には今より1.9倍の人が死亡すると言われています。それを少しでも
防ぐには、たばこ対策とがん検診が重要です。 肺がんで死亡する人のうち、男性68%女性18%がたばこによるものです。
イギリスやアメリカでは男性の禁煙者が増加し、肺がんの死亡率が減少しています。
昨年より禁煙治療がやっと保険適用になりました。米沢市内でも禁煙外来を行っている病医院が増えてきましたので、
禁煙を考えている方、なかなか禁煙に踏み切れない方は是非ともご利用下さい。
米沢市の肺がん検診(呼吸器検診)の受診率は増加していますが、国が目指している50%には達していません。
現在は集団検診と鷹山ドックしか受けられませんが、今後かかりつけ医でも気軽に受けられるような体制(個別検診)
作りも進めておりますので、皆さん検診を受けましょう。
笹井内科クリニック 笹井祐之
広報よねざわ 平成19年12月15日号掲載