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苦しくない内視鏡検査
「上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)を受けると、ゲーゲーと嘔吐を繰り返し、その苦しさは筆舌に尽くし難い。
下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)は、検査中お腹が痛くて苦しくて、二度と受けたくない。」
内視鏡検査を受けたことのある方の中には、そんな感想を漏らす方がいます。しかし、お腹を切らずに、
内視鏡を使って切除できるような早期の癌を見つけるには、やはり内視鏡検査を定期的に受けるのが最も有効な方法です。
現在、上部消化管の検査では、管の太さが5mmの細い内視鏡が開発されており、さらにその管を鼻から挿入する
経鼻内視鏡という技術もあります。いずれも検査の苦しさを緩和するのに有効な手段です。
また、上部下部とも、検査中は鎮静剤(または鎮痛剤)を用いるという方法があり、寝ている間に検査が終る、
または痛みを感じないで検査を受ける、ということが可能です。
内視鏡検査が苦手な方は、一度主治医の先生にご相談されてはいかがでしょうか。
内科消化器科石橋医院 石橋正道
広報よねざわ 平成19年6月15日号掲載