置賜消化器研究会

 この研究会では、置賜地区で主に消化器病を診療している医師や、消化器病に興味のある医師が集まり、消化器疾患の勉強を行っております。昭和52年6月に発足し、令和4年6月には足掛け45年、開催417回を数えました。毎年10回(1月と8月を除く毎月1回)、第2水曜日の午後6時30分から、米沢市医師会館談話室で開催しております。なお、会の名称を平成26年3月より、「置賜消化器症例検討会」から「置賜消化器研究会」へと改称しております。

 検討症例は、開業医から病院(米沢市立病院、三友堂病院、公立置賜総合病院)へ紹介された症例が多く、消化器疾患全般に及びます。食道、胃、十二指腸、大腸、肝、胆、膵の悪性腫瘍、炎症性疾患等、多岐にわたる疾患が呈示され、活発な議論が交わされます。

 コロナ禍のため令和2年4月から10月まで定例の研究会を休会とし、同年11月から再開しましたが、研究会終了後の懇親会は開催できずにおりました。しかし、それも令和4年7月からは再開して、アルコールを飲みながら活発な意見交換が行われるようになることと期待しております(写真は、令和4年6月15日の研究会終了後に撮影したものです)。

 なお、令和2年9月には、400回開催記念の特別講演会が、米沢市医師会館で開催され、『肝細胞癌治療の最新Topics』と題して、山形大学医学部内科学第二講座の上野義之教授にご講演頂きました。大勢のご参加を頂き、盛況のうちに会を終えることができました。

(2022.7. 石橋正道)