肺がん勉強会

発足

 肺癌罹患者が増加してきた昭和63年11月29日に勉強会が、発足した。

開催と目的

 月1回定期的に開催され、胸部X線写真(正面)1枚で、異常陰影の見落としをなるべく防ぐことを主たる目的としている。

内容

 会員の胸部X線写真の症例を皆で討論したり、病院の症例では、胸部X線写真、CT、内視鏡、手術、病理診断を提示し、確定診断をつけ、胸部X線写真の読影の向上をめざしている。時には、シリーズ物も企画され、無気肺、びまん性陰影、縦隔疾患、胸膜疾患などについても勉強した。最近はCD−ROMを用いて、肺癌症例について討論している。読影能力の更なる向上を目指し、webを介して日本肺癌学会発刊の「肺がん検診のための胸部X線読影テキスト」内の症例や山形県医師会の「肺がん患者の症例検討会」の資料をプロジェクターに投影して勉強している。

(2022.7.笹井祐之)