ただいまの催し

 

© 2009 gallery PASEO

つかう人・つくる人のための

くらしの工芸展。

令和7年3月28日(金)〜4月6日(日)

10:00~18:00(最終日は16:00まで)

木の工房 エヌ・ワークス

芦野 直之


無垢の木と手仕事にこだわり、小さなスプーンから家具、木造住宅まで手掛けるウッドクリエーター。大工の三代目に生まれるも、全く畑違いの工業高校電子科を卒業し電子部品メーカーに就職。パソコン業務で結果の見えない仕事から、自分が死んでも仕事が残る家具作家の道へ脱サラして修行に入る。独立後、家業の大工も継承しつつ木でできるモノは何でも作る作家として今に至る。百年使えるモノ作りを目指し、呆れるくらい手仕事をモットーとする。

1966年東根市生まれ在住


・木の家具

・食器

・リメーク家具

・ スツール ほか

カンベガラス

大内 学


1993年グラススタジオ旭 1996年諏訪ガラスの里 2003年大石田町に築炉2010年山形県美術展入選 2012年山形県美術展奨励賞

季節を通して豊かな表情を魅せてくれる山形市から北へ40km程に位置する大石田町にて、主に吹きガラス技法で、テーブルウェアを中心に使いやすく、生活の中に馴染む器づくりを心がけて制作しています。

また、ガラス以外との素材と組み合わせた新たな作品づくりにも取り組んでいます。


・グラス

・ボウル

・花器 ほか

彩木工房 まるもん屋

早川 朋宏/美菜子


山形市に工房を構える木と漆の工房です。木を削り出し、かたちをつくるところから仕上げまでを夫婦で一貫して行なっています。蒔地塗りシリーズは木地に地の粉(珪藻土を焼いた物)を蒔き、漆で固めた落ち着いたマットな質感。少しざらっとした手触りは、蒔地により表面が丈夫になり滑りにくくキズが目立ちにくいので、普段使いの漆器としてお使いいただけます。

[早川 朋宏]

東京都生まれ・石川県立挽物轆轤研修所 専門コース卒業

[早川 美菜子]

山形県生まれ・東北芸術工科大学 美術科 工芸コース卒業・石川県立挽物轆轤研修所 専門コース卒業

・漆のお椀

・カップ・お盆・お箸

・アクセサリー

穂積繊維工業

穂積 勇人


1974年、山形県中山町生まれ・育ち。大学進学から新潟に正味11年暮らし在学中も含めバンド活動などもしつつ多種多様の職種(居酒屋スタッフ、騒音水質交通量調査員、交通誘導警備員、TVクルー、音響スタッフ、曳家、土木工事、消防設備士等)を経験し、2004年帰形。祖父が創業したじゅうたん製造業である穂積繊維工業株式会社にて経営を行いつつラグなどの製品開発、工場展示会に取り組む。趣味はインターネットと読書と民俗と音楽の探求の50歳。山形エクセレントデザイン賞など受賞多数。


・麻だんつう

  穂波みのり、市松

・麻ラグ

 リーネル

NASUNO

那須野 浩/桂子


ストール、スカーフの開発にあたりクオリティ全般を桂子が受け持ち、意匠設計等ハード面を浩が担当。2人で「ものづくり」を続けてきました。


受賞歴 ジャパンクリエーションテキスタイルコンテストシルク部門入選(’02・’03・’06)山形エクセレントデザイン賞(’06・’09・’13)テイジン創業100周年記念事業「未来せんいアワード」審査員特別賞(’18)


納品先 N・Y近代美術館(MoMA Design Store) フランス・スーパーブランド国内外 有名ブランド・通販など他 多数


・ストール

(コットン、シルク、麻、ウール)

 今年も恒例の「くらしの工芸展」を開催いたします。山形県内の熟練の技を持つ作家たちが、日々の暮らしの中で培ってきた感性を生かし、一つひとつ丁寧に作り上げた作品を展示販売いたします。

作家の想いが込められた作品を、ぜひ手に取ってご覧ください。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

遠 藤 桑 珠

遺作スケッチ 展

令和7年4月18日(金)〜4月27日(日)

10:00~18:00(最終日は16:00まで)

 日本画家の桑珠先生が亡くなられ早いもので10余年が経ちました。昨年、桑珠先生のご子息の滋哉さんから父の残したデッサンやスケッチを見てみないかとお誘いを受け見せていただました。

 膨大な数のデッサンと下絵が何冊もの写生帳に描き貯められてありました。これらの作品は、単なる「下絵」という枠を超え、先生が私たちに語りかけているかのようでした。それは、絵を描くという行為が、単なる表現活動ではなく、先生の生き方そのものだったことを物語っているようです。生の息吹と躍動感が溢れ、自然に対してどれほどの敬意を抱いていたかを示すものでしょう。

 この度、これらの写生帳に描かれた作品を皆様にご紹介できることを、大変嬉しく思います。この展覧会が、絵画を志す若い世代の励みとなり、そして多くの人々に芸術に触れる喜びを届けるきっかけとなれば幸いです。

ギャラリートーク◆ 4月19日(土)14:00〜(入場無料)

 パネリスト:桑珠先生の長男 遠藤滋哉 氏 作品解説とエピソードなどをお話いただきます