2001年 春
平成13年 5月29日(火)
ビッグパレットふくしま
〜 曲目 〜
1.恋 2.長い夜 3.LaLaLa 4.夢
5.君のために作った歌 6.おいで僕のそばに
7.踊りましょうか
8.あたい 9.ひとりの部屋 10.愛って呼べるほどのもんじゃない
11.INTENTIONAL 12.STANE 13.こんな夜は
14.最後のチャンス 15.はまなす
アンコール
16.春夏秋冬 17.冗談じゃねえ 18.人生の空から
アンコール
19.新たなる旅立ち
今年初めての千春。そして初めての会場。
しかし色々な都合で、それほど余裕を持って家を出ることは
できなかったので、かなり心配だった。
予感は当たり(^^; 途中、工事の渋滞に巻き込まれかなりのロス。
開演予定時間5分前にまだ会場に着いていない始末だ・・
焦った。
ギリギリ駆け込みは何度かあったけど ここまで遅れたのは初めてだった・・
ビッグパレットの駐車場で、もう開演時間は過ぎている。
ギルドのスタッフに誘導されて走った走った。
でも走ってる方が私達の他にも何十人も・・
室内に入った途端「恋」が流れてきた。
ホールに入り すぐに目に飛び込んできたのは巨大なスクリーン。
中央の千春はすごく小さくしか見えない。結局立ったまま
後ろで「長い夜」も聴く。
この後、MC。 遅れて入った人達が一斉に自分の席目掛けて走り出す。
ちょっと異様な光景。なんとか自分の席に着き、MCを聞く
(遅れてごめんなさい)
どこから来てくれたか?と恒例の会場への問いかけ。
東北は二箇所だけなので、福島県外、山形あたりからも
来てる人拍手してくれって言われて
地名が出てきただけで やった〜と嬉しかった。
ようやく周りを少し見渡す余裕が出てきて、ステージを眺める
UFOのような形のライトが6個。 ステージ向かって右には春夏 左には秋冬に分かれた
大きな大きな千春の写真入の幕のようなもの
(なんていうんだろう?)が、下げられ
シンプルで すっきりしたステージ構成。
ホールそのものは元々多目的な 展示ホールのため、フラットで段差がなく
前が見えないのは 覚悟するしかないといった感じ。
千春は黒(濃いグレイ?)のストライプのスーツ。
弾き語りで「LaLaLa」 「夢」「君のために作った歌」「おいで僕のそばに」
「踊りましょうか」 踊りましょうかでは歌詞をしっかり間違えていました(笑)
すぐにわかったんですが、唄い終わった後に千春さんも
間違ったって言ってました。
「あたい」「ひとりの夜」「愛って呼べるほどのもんじゃない」
「INTENTIONAL」「STANCE」
「こんな夜は」 こんな夜はには、懐かしさと季節感を感じました。
ここでサポートメンバー登場
夏目さんのソロから入る「最後のチャンス」
ステージのスクリーンには、様々なイメージ映像が。
いよいよ本編ラスト曲の「はまなす」
でもこれ反則です〜(;;)
スクリーンには千春の愛してやまない北海道の美しい風景。
お姉さん、弟さん、お母さん、そしてお父さんの写真。
千春の高校生の時の写真、そして。。ファミリーの写真。
この唄を聴きながら、あの映像ではもう・・
我慢してたけど、とうとう涙腺はバランスを失い
ポロポロと涙が頬を伝います。。
千春の思い出と共に、自分の今までの思い出がオーバーラップ。
はまなすを唄う千春はもう泣けよ泣けよと言わんばかりの熱唱。
伏線はあったんです。家族の話をしてくれて
お母さんと小学校2〜3年ぐらいの頃、リヤカーに乗せられて
ゴミ捨て場に行き、お金になりそうなものを集めに行っていた
という思い出話。
ここだけでもぐっとくるものがあったのに はまなすを熱唱しながらの
スクリーンでの映像は、 涙なくしては見られませんでした。
この曲で本編終了。
しばし涙を拭きながら、アンコールの拍手を。
スタンドマイクが4本運ばれてきました。
程なくして、夏目さん・春名さん・宇山さん・好永さんが登場。
いきなりゴスペラーズ?(笑)かと思うようなアカペラで
「春夏秋冬」をコーラス。
これがまたかなり様になっていて カッコよかった。
千春も嬉しそうに唄っていました。白のTシャツ着用
噂のバズーカ砲も登場し、気合を入れて飛ばしてくれました。
Tシャツ10枚、見事なほどの飛び方で、ほとんど後部座席の方の
手元に落ちたようでした。埼玉ではよっぽど不発だったんですねえ。
千春、会心の出来で満足?前方は危ないので向けられないということで
後ろの席の方がラッキーだったようです。
「冗談じゃねえ」「人生の空から」
再度アンコールで登場。
どこのブランドでしょう、スエット風の上下で。
すごく着易そうなラインでした。
この日最後の曲となる「新たなる旅立ち」を。
いつもの「ど〜〜〜も」はなく、そっと静かにマイクを置きました。
千春は夏目さんの肩に腕をまわして、なにやらヒソヒソ話をするようにしてステージを後に。
(何を話してたの?すごく気になりました(笑))
そして巨大スクリーンにはエンドロールが。
スタッフ・メンバーの名前が紹介されてお洒落な映画のよう。
余韻が残る終わり方でした。
・比叡山の酒井雄哉さんのお話 (2度の千日回峰行達成
された大阿闍梨さんです)
「無理せず、急がず、はみださず、力まず、ひがまず、いばらない」
私も心に刻んでおきたい素晴らしい言葉です。
・丈夫なブスと病弱な美人、どっちが好きかと言ったら
やっぱり病弱な美人だそうです(笑)
・デビューしてからマネージャーが8人変わった話で、元さんを
何度も呼びますが、結局元さんは出てきませんでした。
みんなどうしてるかな?会ってみたいななんてことも。
・お友達がやっている会社の青汁の粒のお話でちょっとコマーシャルも。
・先日、谷村さんと会った時のこと などなど。
総体的な感想は、静かでしっとりと
落ち着いた雰囲気のコンサートだったのではないでしょうか。
アンコールのスタンディグもなく、でもお客さんはみんなそれぞれに
とても楽しんでいるように見えたし こんなコンサートもありかな?と思いました。
声の調子は正直言うと良くは無かったです。
たぶん風邪だと思いますが、だからといって手を抜くことなど毛頭なく
千春さんはもてる限りの力を最大限に発揮して唄を聴かせてくれました。
MCの時や、低いキーの時に声がかすれるたびにドキドキして
身内でもないので心配してしまいます。
どんな状態でも精一杯 私達にぶつかってきてくれる
千春さんには感動モノでした。
コンサートが終わって、福島のお友達とご対面。
私が遅刻したため、ずっと心配してくださったようで
申し訳なかったです。
その方は、先日亡くなられた美由紀さんの遺影の
福島の分を引き受けられたということで、私も遺影の中の
少女のような美由紀さんのお顔を拝見させていただきました。
美由紀さんは、今回のツアー全部のホールを見る事が出来るそうです。
よかったですね。どうか空の上から千春さんを見守っていてくださいね。
気がつくと千春を25年見守り続け、
四半世紀を一緒に 生きてこられたこと、
嬉しく思うし誇りに思います。
愛を夢を勇気を希望を力を、そして優しさを思いやりをありがとう。
これからも心に響くメッセージと、唄をお願いします。
そして25周年、心からおめでとうございます。