2000年 夏

平成12年7月29日(土)
福島県 アルツ磐梯スキー場 特設野外ステージ



  〜 曲目 〜  
soupir・逢いたくて・アクセル・オホーツクの海・人生の空から

 季節の中で・LaLaLa・君に・旅立ち・銀の雨
 俺の人生・INTENTIONAL・大いなる愛よ夢よ
アンコール  夢・この夏一番・長い夜・君を忘れない
アンコール 星屑の歌・逢いたくて・大空と大地の中で



今回春のツアーを欠席した私にとっては入院騒動でとても心配した分
元気な姿を確認する絶好の場になりました。もう10年近く野外はご無沙汰しているので
久々の緊張感とワクワク感がつのり自然に気持ちは高揚し顔はほころんできます。

いろいろ事情がありギリギリの時間に家を出たので交通渋滞してたらどうしよう。。
と、ちょっと心配しつつも、今回は友達のご主人の運転する車に便乗させてもらえたので
まったく道に迷うことなく無事会場のアルツ磐梯スキー場に到着。

山を越えるまでは天気が心配でしたが見事に晴れ渡った青空。白い雲。
まさにコンサート日和。

駐車場までは遠いと聞いていたのですが距離的にはそれほどでもなく、私達の駐車場からは
特設ステージが一望出来る環境で、そのステージを見た途端気持ちは高ぶってきます。
開演が近づくにつれて、自然に囲まれた磐梯の山々はコンサートを否応無しに
演出してくれそうな予感さえします。

PM6:25 アクセス面での問題から帰りのシャトルバスの説明をスタッフがはじめる。
そしてPM6:35 開演のアナウンスがはじまる。いよいよだ。。千春に逢える。。

PM6:37 バックのメンバーがスタンバイ。
みなさんカラフルにそれぞれ色の違うアロハシャツで。夏らしい野外らしい雰囲気が漂う。
おっ!夏目さん、かなりすごい頭の色(爆)ごめん、なっちゃん!でも似合ってたよ。

オープニングは「Soupir」西川てる子さんの涼しげな高音が爽やかな裏磐梯に響き渡る。
さあ、いよいよ千春登場。ステージ前面にセットされたドライアイスの
吹きだすしくみのパイプ?からスモークがかなり勢いよく。

あまりに勢いよすぎてしばらく千春が見えない(笑)「逢いたくて」を。白の涼しげな素材(シルクかな?)
のスーツで。出だしをトチる。あれ〜?TVではすでに何度か元気な姿を見ていたけれど
生で逢うのはほんとに久しぶりだった。席が遠くてよく見えないのでオペラグラスで確認。
やっぱり少し痩せた気がする。でも、とても元気そうでよかった。

MC 過去に福島の猫魔スキー場で野外ライブをやった時、虫が多くて虫食いながら唄ったという
有名な話を。この時間帯はまだ少ない方だと。

「アクセル」をテンポよく。
MC
2週間ぐらい前に福島に来て、このイベントの為のTV出演と新聞社2社から取材を受けた話を。
ローカル放送だった為、福島の方限定の番組となったそうです。羨ましいですね<福島の方

ここでメンバー紹介
時間は7時ぐらいになり、辺りはだんだん薄紫色に染められ、山独特の風も少し吹き始め
それほど蒸し暑さを感じない。空の変化や山の空気や、自然を感じながらの
コンサートは野外ならではですね。

「オホーツクの海」すごく懐かしくまた久しぶりに聴いた曲だった。
千春はもしかしたら磐梯の山々が雄阿寒岳や雌阿寒岳に見えた?

ここでももちゃんにEマイナーを指示すると、ステージ向かって右側のスピーカー位置ギリギリ
のところまで来てくれて、ももちゃんのソロで「人生の空から」を。
この特設ステージ、音響類(大スピーカー)が左右に分かれて置かれているのですが、その関係で
千春も中央からあまり動けないため両サイドの端の方の人は、かなり視界が悪かった。

両サイドのお客さんに配慮してくれた千春の心配りがまた嬉しかった。
私も席は前から18列目ぐらいの再も右端側で死角の部分が多かったため、唯一こちら向きで
唄ってくれたのは感激でした。まあ、こういうのも野外の醍醐味だろうなぁと
はじめから諦め気味(苦笑)だったので、思わぬ千春からのプレゼントといったところかな。

そして今度は場所を変え、反対側左サイドに移りやはりももちゃんのソロで「季節の中で」を。

MC 
この唄から、LOVE LOVEあいしてるの収録での話。kinki kidsと季節の中でを唄ったこと。
春のツアーは秋田で具合が悪くなり、盛岡で復活したことから山形には行ってないという話題を。
千春から山形の言葉が聞かれたので、例えどんな話題でも嬉しかった(爆)(お願い、来年は来てね!)

この野外のライブタイトルでもある「LaLaLa」を。
そして続けて「君に」を。

MC
昨夜のドラマの事から故津田投手の話を。前日のドラマの余韻がまだ残る中、感動的な曲を
翌日に生で聴く事が出来るなんて。。
ドラマの津田さんと、君にが見事にオーバーラップ。イントロを聴いただけでも涙が出そうだった。。

津田さんの話をしながら、私は千春が言った言葉がどうしても気になって仕方がなかった。
「スポットライトが自分にだけ当たって、客席が真っ暗になるとたまらなく寂しくなる・・」
どうしたんだろう・・病気をしてから気弱になってしまったの?
なんだか千春が小さく見えて少し悲しくなった。。

すぐに話題を切り替えて虫除けスプレーの話。虫除けスプレーかけすぎて、スーツが重くなった。

「旅立ち」「銀の雨」
節目の年にしか唄わないと言われる旅立ち。そして初期の頃からのファンにはたまらない銀の雨。
歓声も一際大きかった気がする。いつも最高のステージを。
今日7/29日が最高のステージ。だけど明日になったらまた最高のステージを
やれる自信があると力強く断言する千春は24年間唄ってきた自信に満ち溢れていた。

MC
プロ野球ニュースに出演した話を面白く語ってくれました。思っていることの半分も言っていない。
それなりに考えながら喋っているの発言には思わず笑いが。

愛娘、月菜ちゃんの話をする千春はすっかり父親の顔。
愛娘が可愛くて可愛くて仕方がない様子。月菜ちゃんに言われたことを
嬉しそうに話してくれる。「フォークソングを唄うお父さんをどう思う?」
「好きだよ。誇りに思ってるよ。」こんなふうに言われたら歌手冥利・父親冥利につきるでしょう。
月菜ちゃんのことを語る千春はほんとうに心から幸せそうなパパの顔でした。

「俺の人生」
MC
IT革命の話から コロムビアのHPはあるんだけれどオフィスゲンキとしてのHPを持ちませんかと
マネージャーの元さんに言われたが結果的にはNOの返事をした。

この話の最中に千春の足元に巨大な蛾が・・・千春「これが噂の雀蛾か!」
雀ぐらい大きいから雀蛾というのがいるって聞いていたらしいです(^^;
蛾が大嫌いな私は、どうかこちらに飛んでこないでと祈っていました(笑)千春許して!

「INTENTIONAL」

MC 
風を風と 山を山と 空を空と感じてもらいたい。山は一つじゃない。海も一つじゃない。
どんな風なのか、生きた情報を感じて欲しい。色々なところに行ってみたい。
いろいろな人に会ってみたい。健康に気をつけて、健康が一番。生きている間に思いきって充実した物にしたい。
だから全国津々浦々廻っていろんなことを体験したいと思う。

 病気をしてから特に健康を実感している言葉が 時々うかがえるのだが、本当に健康でいて欲しいです。
 生きた情報を感じて、自分でそれを体験して欲しい という千春らしいメッセージはしっかりと 心に受け止めました。

「大いなる愛よ夢よ」 この曲で一度退場。 
時間はすでにPM8:10
辺りはすっかり闇に包まれて照明が一段と映える。千春コールと手拍子は鳴り止まない。

アンコール
「夢」
赤いシャツに白のパンツで軽快に登場。「この夏一番」「長い夜」と立て続けに飛ばします。
会場は総立ちになり、パイプ椅子の上に立つ人まで現れる。。
この夏一番では、なんと履いていたサンダル?シューズ?を片方ずつ会場に
飛ばして大サービス。受け取られた方、いいですね〜。

 私は身長が低いので、こういう段差のない コンサートでは前の人に立たれると
 まるで見えなくなってしまう。 必死で前の人の隙間と隙間から千春を 目で追う。

MC
来年は25周年だと言う話を。「君を忘れない」をしっとりと。

アンコール再登場
ステージ全面のパイプ?のような場所からは花火のようなものが吹きだし、盛りあがる。

「星屑の歌」
千春お気に入りの一曲、星屑の歌。陣平のようなカンジのスエット風な
だけど素材は遠くて見えませんでした。カジュアルな装いで。

MC
オープニング曲の逢いたくてが出だしを失敗してしまって悔しいから
もう一度いいか?ってことで「逢いたくて」を再び。よっぽどオープニングの失敗が悔しかったのでしょう。
これで安心して北海道に帰れると。やはりこの辺はプロ意識の固まりです。

MC
会館の都合で秋のコンサート取れなくて行けない場所があるけれど、今調整している。
ということはもしかしたら追加公演があるかも?来週は四国・志度で野外。
そのあとレコーディングに入り10月の末あたりに発売を予定している。
ゴルフをやってないので9月はゴルフをやってみたい。

アルツはスキー場だということからスキー場はホテルがあるから女の子を誘えるけど
スケートでは女の子を誘えない話。春のツアーで稚内まで運転して行った話。

バックのメンバーに、夏は暇だろう?の問いかけ
てるちゃんは、八神純子さんのバックコーラスを。。などという話をしているうちに
ドラムの小林さんは一旦仕事を辞めてトラックの運転手をやった経験があるとのこと。
でも、キックの音が素晴らしい。このキックの強さは天性のもの。だからリズム感は多少悪くても許せる(笑)

 こういうのって、千春独特の誉め方で小林さん に対しても「頑張れよ、その天性のキック力で」
 って励ましているのがよくわかる。

ももちゃんが今沖縄出身の新人の女の子を手掛けている話から沖縄と言えばと
DA PUMPのISSAの話を。

秋もこのメンバーで全国まわりますという言葉を最後に。
アルツラスト曲は「大空と大地の中で」

最後はお決まりの「ど〜〜〜〜〜〜も!」
裏磐梯の空に花火が打ち上げられ、感動と興奮の中コンサートは終了、アルツの夜は更けました。

 欲を言えば私は、千春がステージを去ってから 花火が上がるようにして欲しかったかなぁ。。。
 だって花火、千春、花火、千春。。 って目が行ったり来たり(爆)

 まずは元気な千春に逢えたことが一番かな。 そしてステキな一夜を過ごすことが出来て
 千春はじめバックのメンバー・スタッフの みなさんに感謝。

 今回の千春からのメッセージはたぶん バーチャルな体験ではなく、生きた情報を
 自分で体験して欲しい。ということ だったのではないでしょうか。
 山々に囲まれて自然の中で育った千春 だからこその、メッセージだったと思います。

 私も常々そういうことは感じていただけに 千春の言うことがよくわかりました。
 どれだけ情報化社会になろうと、どれだけ 技術が進歩しようと、水が冷たいことや
 空気が美味しいことは身体でしか感じ られないのです。感じられる環境にある人
 ならば、生で体験・経験して欲しいものだと 改めて思いました。

 アルツの空は私達を優しく迎えてくれました。 磐梯の山々は雄々しくそびえたっていました。
 そして爽やかな風は感動と興奮をくれました。 ありがとう。素晴らしいステージを。
 また秋に逢える事、楽しみにしています。