2000年 秋

平成12年10月30日(月)
仙台サンプラザホール



  ~ 曲目 ~  
1.愛したい 2.アクセル 3.夜を飛び越えて
4.君に 5.もう一度 6.夜よ泣かないで
7.電話 8.恋 9.生命 10.オホーツク
11.遠い愛

アンコール

12.旅立ち 13.長い夜 14.24時間
15.街の灯り 16.凡庸

 




 アルツから丁度3ヶ月ぶりに、千春さんに逢いに行きました。

去年の秋に引き続きのサンプラザホール。
円形のホールは2階・3階席でもステージには
近いカンジがして、とても近代的な雰囲気がします。

席を把握していなかったので座ってみてビックリ。
ステージに思ったよりもずっと近かった事もだけど
なんと。。ど真ん中で、千春さんの立ち位置ぐらい。
急激に緊張感が駆け抜ける(笑)
(贅沢な話なのだが、あまり前過ぎると緊張し過ぎて
どうしようもない状態に陥る事は経験済みなのです)

開演は6:30を7~8分ぐらい回ったでしょうか(私の時計が
正確でなかったのでだいたい)千春さん濃いグレー(黒かなぁ)
のスーツで登場!(襟元からファー?豹柄をあしらったスーツ)
う~ん。。流行の先端をチェック済み、お洒落な千春さんです。
やっぱり・・歌詞を見ないと唄えない千春さんの譜面台は
私の列の少し左。そして千春さんの立ち位置は、私の座っている
ライン真っ直ぐでした。しかも6列目ぐらいなので近い・・
dokidoki・・

すぐに気がついたのがマイクを持つ手に、いつも光り輝いていた
指輪がないこと。あれれ??
(その後のMCで、おすぎさんの話を持ち出した時に「おすぎと
ピーコがつけているのを見てやめたんだ」というようなことを。
真相は如何に?(笑))

「愛したい」を唄い終わると、この曲はレコーディング済みだけど
CD化はされていない、だから間違っても誰にもわからないと。
牛タン弁当を食べてパワーupした。

「アクセル」
「夜を飛び越えて」

メンバー紹介。新メンバー・アコギの宇山さんは噂通りのルックス。
確かにカッコよかったです。ベースの石村さんも新しいメンバー。
夏目さんは、髪の毛バリバリ全開でした(爆)
ごめん、なっちゃん似合ってたんだよ~。9年目の風格が漂って
いました。

バックのメンバーで夏目さんはこうせつのバックを
やったことがあるから→「神田川」
春名さんがしょうやん→「22才の別れ」
加藤さんが来生たかお→「シルエットロマンス」
それぞれ、なんフレーズかずつ。

「君に」
「もう一度」

売れなかったけど自分ではすごくいい出来だと思って作った曲
と「夜よ泣かないで」を。

「電話」コンサートでは、あんまり唄わない曲と。

ここでギター登場!
ご自慢のゴダンのギターで弾き語りタイム。
「恋」
出だし一瞬だけ声がかすれたような気がして心配したけど
全然問題ありませんでした。
ノドを潤すように、水を含む回数が多かったので会場が
乾燥していたのかもしれませんね。
会場は水を打ったように静か。

CHIHARU・M入りのゴダンのギターを説明するのに
ちはる・マゾ などと笑いをとる。ゴダンはメーカーの
名前だぞ、私は2級とかそういう5段じゃないぞで、また
また笑い。

子供が生まれた時には、この世の全てを手に入れたような
喜びを感じたと、最近ではよく唄ってくれる「生命」を。

「オホーツク」
弾き語りのオホーツクは聴き応えがありました。
結局漆塗りの、もう一本のギターは説明だけで終ってしまい
ました(笑)(象牙だからもう作れないとか漆だから
かぶれるとかね~)

メンバーが定位置へ戻り「遠い愛」で本編は終了です。
しかし、この本編ラストの曲がまた圧巻。
7分にも及ぶ長い曲もさることながら
夏目さん・宇山さん・好永さん・加藤さん4人の
ギター演奏はビックリでした。「おお・・これは見たこと無い
構図。見たこと無い驚き」というカンジで、上からはスモークが。
なんと言う表現をしたらいいのかなぁ。。
ステージ全体がちょっとしたイリュージョンに感じました。
PM8:18ぐらい。

鳴り止まぬ手拍子の中、メンバーが再びステージに。
アンコールは、節目の年にしか唄わないと言われる
「旅立ち」で。私の原点、千春さんを知るきっかけと
なった大切なそして大好きな曲です。

「長い夜」この曲がくればもうお約束のスタンディング。
私の前列の方々も、最初は躊躇していらっしゃったような
気がするんだけど、だんだんと立ち始めていいカンジ♪

続けてノリのいい曲「24時間」

仙台ではどこが夜景の綺麗なところかを尋ねる。
そして「街の灯り」(またみなさん席に座ります)
私も私なりの夜景の見えるお気に入りの場所があって
そこを通ると必ず、この曲を口ずさんでいたので
嬉しい選曲でした。

仙台2日目ラストは「凡庸」
抜群の歌唱力。圧倒されるような声量。
このメッセージが届くか!響くか!
どうだ、受けとめてみろ!と言わんばかりのヴォーカル。
さすがは松山千春と鳥肌が立ちそうな瞬間。

MCは相変わらず沢山(笑)あったのだけれど
某女優さんの息子さんの事や、最近話題にあがった
芸能人の方の話をチラチラと。
中居君は好きだけどロト6のCMは好きになれない等々。

今、少年犯罪が多くなる中、法律を改正することも必要かも
しれないがそれ以前に、「何故人を傷つけてはいけないか」
これをきちんと説明してやらなければいけないと
熱く語ってくれました。

そうだ、東北のツアーを仕切っているイベンターで
千春さんファンではもうお馴染みのギルドのエーサク氏が
ステージに呼ばれ、色々紹介されたのですが
今日車でサンプラザに向かってくる途中、なんとシートベルト
をしていなくて警告を受けたとの事。おまけに免許不携帯!
そんな内輪話も暴露。(エーサク氏焦る・照れる・困る)
一言挨拶までさせられてしまいました。
でも、こんなこともきっとお二人の仲だからでしょうね。

それから、千春さんから「山形も行ってない」という言葉が。
山形って言ってもらえただけでも嬉しいのに、誰かが反応
した言葉に「日本一のいも煮会」のことまで。
まったくよく地方のことをご存知です。

昔はあまり家庭の事を話さなかった千春さんですが、
最近では月菜ちゃんの事をだいぶ話してくれます。
「月に菜っ葉の菜を書いて月菜って言うんだ」って言った
時の千春さんの表情は、本当にパパしてました。
思わず私もその表情を見て、微笑んでしまったぐらい。
もう可愛くていとおしくて仕方がないといった感じです。

今夜も数え切れない愛と夢・勇気や希望、
たくさんの言葉に出来ない想い。しっかりと受けとめて
元気をもらって帰ってきました。
来年の春まではまだまだ。これから長い冬がやってくる
けど、千春さんとサポートメンバー、そしてスタッフの
方々、元気にツアーを続けていただきたいと思いました。