《旅立ちコンサート》
【 札幌厚生年金会館 】


ールナイトニッポンより ラジオ録音
〜 1977年 8月 8日 〜 

  
♪ 君のため作った歌 ♪
♪ おいで僕のそばに ♪


というわけでね、君のために作った歌、おいで僕のそばにね、2曲聴いてもらったわけ
でありますがすがね。しかし変わらんなあ。ね、ギターの音色の変わらないこと。
声はなんかね、ちょっとなんかすごい変わったなあって雰囲気。
今はね成熟した男の魅力そんな感じで迫ってるんじゃないかと思うんだけどほんとにね、
自分で聴いててな、おっかしいんだわ、なんかこう若いなあなんかね
   すごい強く感じたりなんかするわけでありますがね。

え〜今日はねそうですね、3年前の8月8日北海道厚生年金大ホールで行われたね、俺の最初の
コンサート、松山千春「旅立ちコンサート」この模様を何曲か聴いてもらってるわけです。

♪ 走れ夜汽車 ♪

どうもありがとうございます。え〜今のはね、走れ夜汽車という歌だったんであります
がなにせ足寄町というのはねえ、面積だけは日本一面積だけは日本一。
人の数より牛の数の方が多い、それやたらちょっと寂しいんでありますがねやっぱりね
あそこに居ると、あ足寄に居るとね、春夏秋冬っていうのはとっても楽しいわけ。

だから俺よく聞かれわけ、あの四季の中で一番どれが好きですかって聞かれるけど、
俺は千春だから春が好きとか言いたいけど春夏秋冬、全部好きですね。

春はねまずあの雪が溶けるでしょう、そうするとなんていうか草花が一斉にってわけでも
ないけどちょこちょこって出てくるでしょ。そうすると蕨の時期よ(笑)いや〜や、だらしなくていいやな。
 
しかし夏は夏であそこ山ばっかりなんだわ〜。そうすると阿寒に登ったりオンネトー
行ったり、そういうとこ行ったりなんかしてね。

秋は秋でこう今度はね、きのこの時期になるんだ。ボリボリだとかそういう時期になるんだ。
また家のおっ母が好きでね(笑)俺がなんっか、あの家に居るとさ、ほら親父の
仕事してるとさ「千春、山行くよ」「何したのさ?」「ボリボリ、ボリボリ」(笑)
いや〜ほんとママフランセ、パパ栗山。いや〜ほんとにいいママでね。(笑)ボリボリ(笑)

冬は冬でさあ、あの足寄っていうのはスケートなんだよね。こっちの方は札幌の方は
スキーなんだろうね。足寄の方は寒過ぎるから、たいした寒いからそれであの
スケートになるわけ。そうするとこの間オリンピックのさあ、まあ俺は抜かされたけどね、
この間のオリンピック、いや、いいとこまではいったらしいんだけどね、
なんかねエントリーには入ったらしいんだけどね。一応ねえ、俺の同級生何人かなあ
オリンピックに行ったの 二人か三人ぐらいオリンピックに行ってるね。

あのスケートで、大山みきおだとかね、あとはねながやとか、ああいうやつらが同級生でね
ガキの頃だよ、一緒に走ってた、ハナ垂らしていやいやちょ〜っと汚いけどさ汚い話だけど、
あの寒いっしょスケートやるったってさここ真っ赤にしてさ、ハナべろっと垂らしてさ、いや〜や
お前のハナ美味そうだなとかさ、そういうそういう(笑)よくやらなかった?みんなも

あの、また人を田舎もんだと思って馬鹿にしてちょ〜っと馬鹿にして、いやほんとにさ青っぱなすする
   とかよく言うでしょ。(笑)ちょっと垂れすぎたら・・こうやってやってさ(笑)ガキの頃ガキの頃。
さぶくてさ〜 して一緒に滑るでしょうたいした変わりなかったんだ初めの頃は・・ところがさ
小、中学校の頃かな、小学校の初めの頃はたいして変わりなかったんだよ。

中学校の頃になるとね スケートリンクで滑ってるでしょ。私もほら足が長いから(笑)
美しく滑ってるわけね、ほんとに美しすぎて自分が怖かったもの
そういう風に滑ってるとさこう大山とかああいう今オリンピック選手になった奴があいつらが、
こうど〜っと出てくるわけじゃん 「選手の邪魔、選手の邪魔だ、ほら」とか言ってね。
私なんかいっつも中で遊んでた(笑)あれだからオリンピックには行けなかったね、
けどほんとに春夏秋冬はいいと思うね。

札幌でもいろんなことがあってね、 まボリボリいっかなわかんないけどね、四季というのは
いいもんじゃないかと思うんでありますがで そういう時期でしょうが、そうすると
いいとこがあるんだ。知ってるか?しかもこれがLPに入っているんだ。 オホーツクの海

♪ オホーツクの海 ♪
   
走れ夜汽車、そしてオホーツクの海聴いてもらったわけですがね、え〜中間で喋ってる話
を聞いても・・若い、ねえ実に若い話方だったりするわけでありますがね。ええ、そしてね
声がほんとになんかこう初々しい、なんかこう初々しいかんじがしたりなんかするんですが、
なんか周りのスタッフが言うにはねえ市川さんも言ってました。「この方がいいんじゃないか」
いろいろなこと言ったりなんかして、ねえ適当なこと言ったりなんかして、私の胸はほんとに
胸中穏やかでないっていうのはこのことじゃないかと思ったりなんか
    するわけでありますがね、たまんなかったりなんかして

だから「竹田さんどうしたんですか」ってったら「いや最後にお前、ステージに呼んで
くれるのかと思って用意してた」とかねいろんなこと言ってたりなんかしたりするわけでありますがね
、この後もねそんな8月8日のコンサート聴いてもらおうと思ってます。


俺も振り返ってさ、年になってよぼよぼになってさ振り返って、あ〜あの頃はああいうことやって
楽しかったってそういうね青春をさ残したくてね今そうしてこうやって唄ってんだけど、だから
   今俺が唄ってるってことが歩き続けてる時じゃないかな・・歩き続ける時

♪ 歩き続ける時 ♪

歩き続ける時聴いてもらったんでありますがしかし、みんなもビックリしたんじゃないかなあと
思うけど唄ってる本人でさえビックリしたもん。ねえなんか全然違う雰囲気だったりなんかするわけですがね
 
しかしほんとに自分でも忘れてたね。あの、こんな唄い方してたのか なんてね
今こうやって聴いてね初めてあ〜おっかしいなあなんかね思ったりなんかするんだけど、けどそれでも
なんか精一杯唄ってたんだなあ、そんなかんじが伺えたりなんかして今の松山千春の片鱗がね、
少しでもうかがえればいいなと思ったりなんかしてね、ほんととってもおかしいですね。
      
お前らさあ、笑うけど一曲一曲疲れんのよ私は (頑張って〜という会場の声)びっしりだ!
いや〜、私の場合限度を知らないから足寄で生まれると限度を知らないんだなあ(笑)、
もう出せばいいと思ってるからもうほんともう、え〜頑張っていきたいと思います。

今の曲はさあ、昨日STVでね、STV、勉強になるねえ大きな淡路島まで届くという、
え〜そういうラジオ局でね交通遺児に愛の手を、 この番組で唄った歌だったんですけどね
この曲に出てきたね、まあ俺自分で作ったんだけど自分に言い聞かせるように作った歌なんだけど
 
みんながどういう風に・・ここに何百人きてくれてるけどさこれからどんな道歩むのかね、
ただ俺は毎日がさ、あ〜今日もよかった明日も絶対いい日だろうなってそう言うふうに眠っていたいですね。

♪ 今日限り ♪
♪ スターになれない ♪


というわけで「スターになれない」 ねえそしてその前は「今日限り」という歌 聴いてもらった
わけですけどこれで、1部の幕が 閉じたわけでありますがね、しっかし信じられない若い声をしてるねえ。

あの、俺ほんとに知らなかった。ねえこんな風に唄っていたのかとか、こんな声してたのかとかって、
あのいつのまにか声なんてあれですね、唄って唄って変わってきたんですね。
あの頃の俺だったらここまで強気なことは言えなかったんじゃないか。言ってもあまりさまに
ならなかったんじゃないかって強く感じたりなんかするわけでありますがね。
                 
♪ 銀の雨 ♪

え〜、どうもありがとうございます。 え〜今日はね俺の為にスケジュールをね割いて
ほんと スケジュールを割いくれたバックの方を紹介させていただきます。

まずね、皆さんから左手、左になんのかなあ、お茶碗持つほうね(笑)
キーボードはあの大谷和夫さん。あの人はまだ若いんですけどね。ま、若いって言っても
20歳は越えてますよ。すごいあのすごいセンスを持っててね。あの、あれあるでしょ「かざぐるま」
っていうレコードが、なんか昔唄ってましたね松山千春というのが(笑)あの間奏の部分
    でピアノ弾いてもらったのが大谷さんなんです。

そして、ドラムが鈴木まさおさん。一見おっかなそうですけどね。確かに私もここに
立ってて後ろから恐怖感を感じますが、別にそんなあの食べたりなんかしませんから、あの、大丈夫です。

そしてベースが長岡通夫さん。あの人だけは憎たらしいわけ。なんか俺よりいい顔
 してるんでないかなあと思ってね。失敗したなあと思って。(笑)お願いします。

そして、ギターが清須邦義さん。え〜清須さんっていうのはね、この方はあれなんですよ。
プレーヤーっていうよりね自分でやってずっと、で今度清須さんいつですか?
「9月」9月にね、ちょっと勉強になるんでない、LPが出るの。清須さんのね。
清須さんのギター最高だしね、あのなんていうか音楽センスっていうのは、確かに
俺を超えてると思う。そこだけは憎たらしい清須さんね。

そして、アレンジ「旅立ち」「かざぐるま」それと「銀の雨」も全部アレンジしてくれたのが、
今日指揮やってくれてます松井忠重さん。なんかちょっとね、こうせつが下痢したような
松井さん、ちゃんと顔見せて、ちゃんと顔見せた?なんかこういうかんじなんですけど・・
       彼も昔唄ってたらしいんですよね。

今日は、みんながね来ていただいてるんで、しっかり松山選手も頑張ろうと思うんでありますが、
あくまでもバックの皆さんは、なんていうかなこう私のこのギターを消すようにね。
消すようにやってもらいたいんでありますが「My自転車」行きましょう。

♪ My自転車 ♪

しかしなかなかバックの方も適当にはたいたりなんかしてね、たまんなかったりなんかしてね。
それでも必死に必死に合わして唄おうとかね。若かったね、今だったら「バカヤロ〜、
お前どんな弾き方してんだよ〜」ぐらい言えると思うんですが、あの頃はそんな暇もなかった。

ね、たまんなく、なにせ8月8日がコンサートの日じゃない。ね、8月8日の午前中にリハーサルね、
やったわけですよ。東京から飛んできてもらってそしてリハーサルやって、その時
キーボードの人いなっくてね、なんか遅れちゃって、それでまあキーボード無しで
一応やっとこうみたいな、そして本番であんなカンジになったわけでありますがね、

なんかほんとにねあのすごいヘタクソにこうやってるわけでありますが、必死にやってる、
そこだけはくみ取ってもらいたいな、みんなにもわかってもらいたいな、
そういうふうに思うわけでありますけどね、しかしほんとこうやって聞いてたら可笑しいな。
 
それじゃあ、この後ですね「君と僕とのレッセッセ」そして「足寄より」「父さん」「かざぐるま」と
曲を聴いてもらうわけでありますけどねえ、ここでもまたどんなふうになっているか
自分でも、あの忘れちゃったわけでありますがねじっくり聞いてみたいと思います。

♪ 君と僕とのレッセッセ♪

どうもありがとうございます。いや〜や、しかし間奏入るかい。知ってたんだけど、ほら
そのままやるのが中央の歌手。足寄出身は間違ったふりしないと(笑)
      いや〜や、辛いよ。(笑)とっても辛い。

えっとね、まあ俺の周りにも結婚したヤツっていうかそういうやつだんだん多くなってね
(会場からの声に)いや〜や久しぶりに、アホ。(笑)私は、若尾文子一本やり。
え〜、でねえ。あの俺の友達なんかさ高校三年でだよ、三年で、三年でいや辞めたの
高校を辞めたの、三年で。そしてねそう、良生ちゃんね。良生ちゃんが三年で辞めて
して東京行って、女房の方が俺と一緒に卒業してそして東京行ってして
      二人で結婚したもんね。勉強になるね〜。

愛というのは強いね。ほんと私もそこまで惚れられてみたいねえ。
え〜、そんな足寄を出ていったやつの為に、ひとつ足寄よりという歌を唄いたいと思います。
           
♪ 足寄より ♪
 
足寄っていうのも好きだし、北海道っていうのも好きだし まあ、親父が一番好きなんでありまして

♪ 父さん ♪

 (ここからは、ずっと涙声) ありがとうございます。 え〜・・俺さあの・・みんなにもさ出会ってな、
大事にしてもらいたいな・・・じゃあ、あの・・・悪い・・悪い・・ほんと悪い。いっつも馬鹿みたいなこと
  言ってる男がよ、たまに調子こくからこんなことになんだよね。じゃあ、あの俺運良く
レコード出して唄ってるんだけど今、一番新しい歌でこれとっても好きなんだけど
まわれまわれってとこが好きで巡り巡ってさ、いつまでも回ってて欲しいもんな だから、かざぐるま
   
♪ かざぐるま ♪  

というわけで今週はね2年前ですね、1977年ですか8月8日に行われ、行われたって
いうか初めてやったね、札幌厚生年金でのコンサートのLIVEテープを聞いてもらったんですけどね
あのほんとに声が若くって喋り方やなんかもぜんぜんちゃらんぽらんで、たまんなかったりなんかするん
だけど、なんか初心のなんていうかね自分に戻れるような気がしてね、このテープを聞くと。
                
で、まだ竹田さんが生きていた頃の元気な頃のテープなんでね、ほんとにあの竹田さん
この後8月27日なんですけど、これ函館のコンサートの日だったんですよね、
この旅立ちコンサートの函館のコンサートの日だったけど、その朝に突然亡くなってしまったんだけど、
とにかく8月8日のコンサートで、厚生年金満杯にした二人の夢だったから。竹田さん満杯にしたよって
見せれたことだけが、せめてもの救いだったってそういうふうに思ってるんだけどね。

ほんとにみんなもねずっとその後コンサートやってきてねいろいろ俺に対してね応援してくれたり
    なんかしてね、ほんとにどうもありがとうございます。

また今年もね是非こんなふうに拍手いっぱいもらってね、応援してくれたらなあ、またその為にも俺もちゃんと
唄っていかなきゃならないなあなんてね、つくづく思うわけでありますけどね。
 
とにかく今年一年俺も力一杯頑張りますんで、みんなも頑張ってやってみて下さい。
そして又俺がだらしなかったら、「千春だらしないぞ」って言ってくれればいいし、
馬鹿みたいなことやってたら「なにやってんだ」みたいなそういうそんな付き合い方これから
一年またしていきたいなってそういうふうに思ってます。

ほんとに今日は貴重なテープ聴かせてくれて 市川さんどうもありがとうございました。
たまんなかったりすんだけどね。それじゃあ又来週からは普通の形で放送していこうと
思うわけでありますけどね今年一年なあ、あのいい年、また去年より
もっといい一年にしたいと思うしいい夢見て下さい。今日はほんとにどうもありがとう。

♪ 大空と大地の中で ♪
     
どうもありがとうございます。今日はほんとにどうもありがとうございます。
え〜、みんなもひとつ頑張ってまたいつかコンサートを開きたいと思います。清須さんお願いします。

♪ おやすみ ♪


〜 私の想い 〜

ファーストコンサートツアーの札幌でのLIVEを、当時レギュラーの「オールナイトニッポン」で放送され
たものです。千春さん本人もLIVEのテープを聴きながら、しきりに「若い。若い」を連発していました。

でもファーストコンサートでこれだけのことが言える、大物の片鱗はこの頃から充分に感じられるのでは
ないでしょうか。きっと、千春さんもこのLIVEテープを聴く度に原点に戻ることができるのでは・・
そう思います。