とりあえず渓流釣りについてご紹介いたします。
一口に渓流釣りといってもやり方はいろいろあります。エサ釣り、ルアー釣り、テンカラ釣り、フライフィッシングです。私は主にエサ釣りを楽しんでいますので、エサ釣りについてご紹介いたしましょう。
ミャク釣り
対象魚は、主にイワナとヤマメです。これらの魚は上流から流れてくるエサを食べて生きています。ですから、エサを川に投入しできるだけ自然に流してやると、魚がエサに食いつきます。魚が食いつくと、目印(ウキではありません)に変化が現れたり、手元にコツコツと感触が伝わってきたりします(これをアタリといいます)。その時に竿を軽く煽ってやると(アワセといいます)、魚の口にハリが掛かって釣れるというわけです。これがミャク釣りです。
用具と装備(服装)
ないと釣りにならない
できるだけ持っていたい
あれば便利
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大人は遊漁券を買って釣りをしましょう。釣具屋さんや釣り場の近所の旅館などで購入できます。水産資源の保護に役立てられますのでご協力を。マナーです。 |
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5.4mあれば、ほとんどの渓流をカバーできるでしょう。5000円くらいのもので十分です。高ければ高いほど良いのは言うまでもありませんが、折れたりキズついたりするので、そのくらいが丁度いいでしょう。安すぎるものは重いのでオススメしません。 |
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イト、目印、ガン玉、ハリ。仕掛けをつくるのにこれだけ必要です。予備を持っていくのを忘れずに。 |
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網を持ってなくて、大物のランディングに失敗し、くやしい思いをした経験があります。エサのカワムシを採るのにも使います。300円くらいのものでも十分ですが、1500円くらいの折り畳み式で腰ベルトにくくりつけるものも便利で良いです。 |
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腰ベルトにくくりつけます。遡行の際じゃまにならない大きさのものを。 |
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底にフェルトが貼ってあり、あまり滑らないので安心です。4000円くらいのアユ足袋から、1万5000円〜2万円くらいする本格的なウエーディングシューズまで各種あります。命にかかわることもあるので履いたほうがいいと思います。自分に合うものを選びましょう。 腰から胸くらいまであるウエーダーもいいですが、渓流では動きづらいです。私はウエーディングシューズを履いて、その上にジャージを着用します。ジャージは動きやすいし、乾くのも早いです。 |
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私は使ってないのでなんとも言えませんが、竹製のものがいいようです。エサ箱がついていれば便利ですね。遡行のじゃまにならないように小型で体にフィットするものがいいでしょう。 私は、キープする魚はその場でハラワタをとり、ビニール袋に入れて腰にぶら下げてます。 |
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小物を入れるポケットがいっぱいついているので便利です。どうせならかっこ良くて自分に似合うものにしましょう。 |
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帽子、偏光レンズ、ラインカッター、ナイフなど。帽子はかぶったほうが良いですね。釣行を重ねるうちに自分に必要なものがわかってきます。 |
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竿 長さ4.5m、硬調の渓流竿。4000〜5000円くらい。カーボン製です。カーボン製は軽くて一日中振っていても疲れなくていいです。ただし電線に注意! イト ミチイトは1号、ハリスは0.8号が基本です。盛期のスレた川ではサイズをひとつ落とし、大イワナ狙いでは逆にサイズをひとつ上げることもあります。 目印 市販のヤマブキの芯を1個つけます。私は図のように、割と上の方につけます。 ガン玉 色々なサイズのガン玉を状況によって使い分けますが、普通2Bを使ってます。渇水期のチャラ瀬やスレた川ではB、大淵や大物狙いでは3Bなども使います。 ハリ ヤマメ針の6〜8号を使います。ほとんどいつも大物狙いなので、8号をよく使います。場所によっては、イワナ用の10号を使うことも。今年は、カエシのないハリを試そうと思ってます。 エサ エサは基本的にその場で採れるもの(カワムシが多い)です。しかし、必ずミミズを持っていきます。農家の肥やしの中に住んでいる大きめピンピンはねるミミズは食いが違います。春はブドウムシを使うこともありますが高いのでめったに使いません。秋には、トンボやバッタもおもしろいです。 これだけの簡単な仕掛けです。 |